2026/08/27 (更新日:2026/08/27)

入浴前の着替えで生じる股関節痛|福岡県うきは市うきは町からも来院|田主丸整骨院整体院

施術例・お客様の声

入浴前の着替えで股関節が痛む——靴下を履こうとするとき、ズボンを片足立ちで通そうとするとき、そんな日常のふとした動作で股関節痛を感じていませんか。「大した痛みではないから」と放置しがちなこの不調ですが、実は股関節まわりの筋肉や関節の状態を示す大切なサインであることが少なくありません。この記事では、着替え動作で生じる股関節痛の原因から、症状の見分け方・セルフチェック・セルフケアまでを順を追って解説します。

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着替え動作で股関節が痛む原因とは

着替えのときに股関節が痛む主な原因は、股関節まわりの筋肉の硬さと、股関節そのものの可動域(動ける範囲)の低下にあります。

股関節は骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぐ球状の関節で、曲げる・伸ばす・外に開く・内にひねるといった複合的な動きを担っています。靴下を履く・ズボンを通すといった着替え動作では、股関節を深く曲げる「屈曲」と、足を外側に開く「外転・外旋」が同時に求められます。この複合的な動作に対して関節や筋肉の柔軟性が不足していると、関節包(関節を包む袋状の組織)や周囲の筋肉・腱が引き伸ばされて痛みが生じやすくなります。

具体的に関係する主な構造は次のとおりです。

  • 腸腰筋(ちょうようきん): 背骨から大腿骨の内側につながる深部の筋肉。長時間の座位で縮んだままになりやすく、股関節を深く曲げる際に痛みの引き金になることがあります。
  • 梨状筋(りじょうきん): 骨盤の奥深くにある小さな筋肉で、股関節の外旋(外ひねり)を担います。この筋肉が硬くなると、足を開く動作で詰まったような痛みが出ます。
  • 大腿筋膜張筋・腸脛靭帯(だいたいきんまくちょうきん・ちょうけいじんたい): 太ももの外側を走る組織で、硬くなると股関節の横側に痛みを生じることがあります。
  • 関節軟骨の摩耗: 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)では関節内の軟骨がすり減り、股関節を深く曲げる着替え動作で鋭い痛みや引っかかり感を生じます。日本整形外科学会の資料によると、変形性股関節症は国内で推定約170万人以上に認められるとされており、中高年の股関節痛の代表的な原因の一つです。

入浴前の着替えで生じる股関節痛|福岡県うきは市うきは町からも来院|田主丸整骨院整体院

症状の出方で原因を見分ける

股関節痛は、いつ・どんな動作で・どの部位に出るかによって、関係している組織や状態がある程度推測できます。

症状のパターン 考えられる主な原因 そうなる理由
朝起きた直後だけ痛む 変形性股関節症・関節炎 睡眠中に関節液(関節を潤す液体)の循環が滞り、軟骨や滑膜が乾いた状態になるため。動き始めると10〜20分で和らぐことが多い
夕方から夜にかけて重だるく痛む 筋疲労・腸腰筋・梨状筋の過緊張 日中の活動で使い続けた筋肉に疲労物質が蓄積するため。安静にすると軽減することが多い
夜間に安静にしていても痛む 骨壊死・関節炎の急性期・腫瘍など 安静時に痛みが消えない場合は炎症や血流障害が関係している可能性があり、注意が必要
歩き始めの数歩だけ痛む 変形性股関節症の初期 関節液が関節全体に行き渡る前に骨どうしの摩擦が起きるため
片側だけ痛む 臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)・股関節唇損傷など 骨の形態的な問題や局所的なダメージは左右差が出やすい
両側に同時に痛む 関節リウマチ・骨粗しょう症に伴う関節炎 全身性の炎症が関与する場合は両側に対称的に現れやすい
鼠径部(そけいぶ/股の付け根)の奥に痛みがある 関節内病変(軟骨・関節唇の損傷)・腸腰筋の炎症 鼠径部の深部に関節包や腸腰筋腱が走っており、屈曲動作で圧が集中するため
股関節の外側(大転子付近)が痛む 大転子滑液包炎・腸脛靭帯の緊張 大転子(太ももの骨の外側の出っ張り)のまわりにある滑液包や腸脛靭帯が摩擦を受けるため
症状の出方で原因を見分けるの一覧表。朝起きた直後だけ痛む、夕方から夜にかけて重だるく痛む、夜間に安静にしていても痛む、歩き始めの数歩だけ痛む、片側だけ痛む、両側に同時に痛む、鼠径部(そけいぶ/股の付け根)の奥に痛みがある、股関節の外側(大転子付近)が痛むの8パターンについて、考えられる主な原因とそうなる理由をまとめた図。
症状の出方で原因を見分ける

着替え動作では特に「屈曲+外旋」の組み合わせが必要なため、この動作でのみ痛む場合は梨状筋や関節唇(かんせつしん:関節のふちを深くするための軟骨)の問題が関係していることがあります。また、片側だけ症状が出ている場合は骨の形態(生まれつき股関節が浅い「臼蓋形成不全」など)が背景にある可能性もあります。


セルフチェック:股関節の硬さと関節の問題を確認する

股関節痛のセルフチェックとして、次の2つの方法が参考になります。いずれも診断を確定するものではなく、あくまで状態の目安として活用してください。

チェック1:ファベル(FABER)テスト

仰向けに寝て、痛みのある側の足首を反対側の膝の上にのせ、図の4の字のような姿勢をとります(整形外科的テストとして「FABER(Patrick)テスト」と呼ばれています)。そのまま膝を床のほうへゆっくり降ろしていきます。

  • 判定の目安: 股の付け根(鼠径部)や股関節の外側に痛みや詰まる感覚が出る場合、股関節内部の問題(変形・関節唇損傷など)や梨状筋の緊張が関係している可能性があります。健側(痛みのない側)と比べて、膝が床から3cm以上高い位置でつっかかる場合は、股関節の硬さが明らかに存在している目安になります。

チェック2:立位での内股・がに股テスト

壁に片手を軽くついて立ち、痛みのある側の足を床から数センチ浮かせます。股関節を内側に回す(内旋:つま先を内側に向ける)動作と、外側に回す(外旋:つま先を外側に向ける)動作をそれぞれゆっくり行います。

  • 判定の目安: 内旋・外旋のどちらかで鋭い痛みや「ガクッ」とした引っかかり感がある場合、軟骨や関節唇に負担がかかっている可能性があります。左右を比べたとき、回転できる角度が明らかに小さい側(目安として健側の半分以下)があれば、股関節の可動域制限が生じているサインと考えられます。

セルフケア:着替え動作の痛みを和らげるために

セルフケアは症状を根本から解決するものではありませんが、股関節まわりの筋肉の硬さや可動域の低下を改善する助けになることが期待できます。以下の3つを継続的に行うことを目指してください。

セルフケア1:梨状筋ストレッチ(股関節深部の外旋筋を緩める)

  1. 椅子に浅く腰かけ、痛みのある側の足首を反対側の膝の上にのせます(ファベルテストと同じ4の字の姿勢)。
  2. 背筋をまっすぐに保ちながら、上体を股関節から折り曲げるようにゆっくり前傾します(腰を丸めないように注意)。
  3. お尻の奥深くにじんわりとした伸び感を感じる位置で30秒キープします。
  4. ゆっくり上体を起こして元に戻します。
  • 回数・頻度: 左右それぞれ30秒×3セットを1日2回(入浴後の筋肉が温まった状態が最適)。

セルフケア2:腸腰筋の低負荷トレーニング(ニーリフト)

腸腰筋が弱くなると股関節の安定性が低下し、着替え動作で関節への負担が増します。強化には次の方法が取り組みやすいでしょう。

  1. 椅子に深く腰かけ、背もたれには寄りかからず骨盤を立てます。
  2. 片側の膝を、股関節が90度を超えない範囲でゆっくり持ち上げます(目安:床から15〜20cm)。
  3. 2秒かけて上げ、2秒かけてゆっくり元に戻します。
  4. 左右交互に10回を1セットとし、1日2セット行います。
  • 注意: 持ち上げる際に腰が反ったり、前傾したりしないよう体幹を安定させることがポイントです。動作中に股関節の奥で鋭い痛みが走る場合は中止してください。

セルフケア3:着替えの動作環境を整える(姿勢・生活習慣の見直し)

靴下を立ったまま履こうとすると、片足立ちで股関節に全体重がかかります。次の工夫で関節への負担を大幅に減らすことができます。

  • 座って着替える: ベッドの端・椅子・低い台など、安定した場所に座り、足を自分のほうに引き寄せてから靴下を履きます。これだけで関節への負担が片足立ちの場合と比べて大きく異なります。
  • 長柄の靴べら・ソックスエイドを活用する: 前屈みの角度を減らすことで股関節の屈曲を制限できます。
  • 着替えの前に1〜2分のウォームアップを行う: 朝の起き抜けは関節液が十分に広がっていないため、足首をぐるぐると回す・膝を胸に軽く引き寄せるなど、小さな動きを10回程度行ってから着替えると痛みが軽減されやすくなります。

悪化させるためにやってはいけないこと

1. 痛みを我慢して無理に可動域を広げようとするストレッチ

股関節に炎症が起きている状態で強引に関節を動かすと、滑膜や関節包が刺激されてさらに炎症が強まることがあります。特に「もっと柔らかくしなければ」と思い、痛みが出ているのに押し込むような強いストレッチを続けることは逆効果になる場合があります。「伸びている感覚」と「痛み」は別物です。痛みを感じる直前の位置でキープするようにしてください。

2. 痛みがあるまま片足立ちの着替えを毎日繰り返す

片足立ちで着替えるたびに股関節の関節面に繰り返し負荷がかかります。軟骨にすでに摩耗がある場合、この繰り返しの圧力が症状の慢性化や悪化に関与することがあります。環境を整えて座って着替える習慣に切り替えることが大切です。

3. 「湿布を貼れば安静にしなくてよい」と思い込む

市販の鎮痛成分入り湿布は表面の痛みの感覚を和らげる効果が期待できますが、関節内部の炎症や筋肉の拘縮(こうしゅく:筋肉が固まった状態)そのものを治すわけではありません。湿布で痛みが引いたからといって、関節や筋肉の状態が改善したと判断して強い負荷をかけると、症状の悪化につながることがあります。湿布はあくまで補助的なものとして位置づけてください。


受診の目安:こんな症状は早めに医療機関へ

次のいずれかに当てはまる場合は、整骨院でのケアより先に整形外科など医療機関への受診を優先してください。

  • 安静にしていても股関節の痛みが続く、または夜間に強くなる
  • 発熱(37.5度以上)を伴う股関節の痛みや腫れ(化膿性関節炎・関節リウマチの急性期が疑われます)
  • 転倒・外傷のあとから急に体重をかけられなくなった(骨折の可能性があります)
  • 下肢(太ももから足先)に麻痺・著しい脱力・しびれが同時に出ている(神経や脊椎の問題が関係している可能性があります)
  • 排尿・排便のコントロールに異常が出た(脊髄への影響が疑われ、緊急性が高い場合があります)
  • 原因不明の体重減少・倦怠感を伴う(腫瘍性疾患の除外が必要です)
  • 子どもの股関節痛(ペルテス病・単純性股関節炎など小児特有の疾患があります)

上記に該当しない慢性的な股関節の硬さや着替え動作の痛みについては、整骨院での施術・運動指導が改善のサポートになることが期待できます。


よくある質問

股関節が痛いときは何科を受診すればよいですか?

まず整形外科を受診することをおすすめします。レントゲンや必要に応じてMRIで関節の状態を確認してもらうことで、変形性股関節症・骨折・関節炎などの器質的な問題(組織や構造に実際の変化がある問題)を除外または把握できます。その上で、リハビリや日常動作のサポートが必要な場合に整骨院を併用するという流れが安心です。

股関節の痛みは放置するとどうなりますか?

原因によって経過は異なりますが、筋肉の硬さや可動域の低下が背景にある場合、放置することで股関節まわりの筋肉がさらに萎縮(いしゅく:使われずに細くなること)し、日常動作の制限が広がることがあります。変形性股関節症では、適切なケアなしに関節への負担が続くと軟骨の摩耗が進む可能性があります。痛みが3〜4週間以上続く場合や、徐々に悪化している場合は早めに専門家に相談することをおすすめします。

股関節の痛みは温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?

慢性的な筋肉の硬さや可動域制限が主な原因の場合は、温めることで血流が促進され、筋肉の緊張が和らぎやすくなることが期待できます。入浴後のストレッチが効果的とされるのもこのためです。一方、転倒後や急に痛みが強くなった直後など、急性の炎症が疑われる場合(腫れ・熱感がある)は、まず10〜15分程度冷やして炎症の拡大を抑えることが優先されます。判断に迷う場合は自己判断せず、専門家に相談してください。


セルフケアを続けても着替え動作での股関節の痛みや股関節の硬さが改善しない場合、または症状が強くなっている場合は、ひとりで悩まずに田主丸整骨院整体院にお気軽にご相談ください。久留米・田主丸エリアを中心に、うきは市うきは町からも多くの方がご来院されています。


施術を受けた方の感想レビュー

股関節が痛かったので、来院。カウンセリングもきちんとしていただき痛みの原因の説明も丁寧でした。施術後は痛みも軽減で、楽になりました。

くろすけ様

当院より:股関節の痛みでご来院いただき、施術後に楽になられたとのことで、大変うれしく思います。股関節の痛みは、骨盤のゆがみや周囲の筋肉のこわばりが原因となっていることが多く、放置すると日常生活にも影響が出てきやすい症状です。当院では丁寧なカウンセリングをもとに、痛みの根本的な原因にアプローチする施術を心がけております。気になる症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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