2026/07/31 (更新日:2026/07/31)
冬の冷えで悪化する股関節痛|福岡県久留米市田主丸町からも来院|田主丸整骨院整体院
冬になると股関節痛が強くなる、起き上がりや歩き始めに痛みを感じる、という症状でお悩みではないでしょうか。寒い時期は冷え性の影響で股関節まわりの筋肉や関節が硬直しやすくなり、痛みが増す方が少なくありません。この記事では、冬の冷えと股関節痛の関係から、セルフチェックの方法、日常でできるセルフケアまでをわかりやすく解説します。福岡県久留米市・田主丸エリアからも多くの方がご来院されており、現場での経験をもとにまとめています。
冬の冷えが股関節痛を悪化させるしくみ
冷えによって股関節まわりの血流が低下し、筋肉・靭帯・滑液包(関節の動きをなめらかにするクッション)が硬直することが、冬に股関節痛が強くなる主な原因です。
気温が下がると、身体は体温を守るために末梢の血管を収縮させます。その結果、股関節を支える中殿筋・腸腰筋・梨状筋(りじょうきん:股関節の深部にある回旋筋)などに酸素や栄養が届きにくくなり、筋肉が緊張した状態のまま固まりやすくなります。さらに、関節内を潤滑する関節液の粘度が低温で高くなるため、動き出しの摩擦が増し、「最初の一歩が痛い」「椅子から立ち上がるときにきしむ感じがする」という症状につながります。
冷え性の方は末梢循環が慢性的に低下していることが多く、冬季だけでなく冷房の効いた室内でも同様の硬直を起こしやすい傾向があります。日本整形外科学会の報告でも、変形性股関節症の症状は気温低下・湿度上昇との関連が示されており、気候変化への注意は医療現場でも重視されています。

痛みの出方で原因を見分ける
股関節痛はいつ・どの動作で・どちら側に出るかによって、考えられる原因が異なります。下の表を参考に、ご自身の症状がどのパターンに近いか確認してみてください。
| 痛みのパターン | 考えられる状態・原因 | そうなる理由 |
|---|---|---|
| 朝起きたときだけ強く、動くと15〜30分で和らぐ | 変形性股関節症の初期、関節リウマチ | 就寝中に関節液の循環が滞り粘度が上がる。動くことで体温・循環が戻り軽減する |
| 夕方〜夜間に疲労感とともに強くなる | 股関節への機械的な負荷の蓄積(筋疲労型) | 1日の歩行・立位で股関節軟骨や周囲筋が疲弊し、炎症性の痛みが夜間に出やすくなる |
| 歩き始めは痛くないが、15〜20分歩くと痛む | 股関節唇(こうかんせつしん)損傷、軟骨のすり減り | 関節への繰り返し負荷で局所の炎症が誘発される |
| 安静時にも鈍痛・夜間痛がある | 大腿骨頭壊死(だいたいこつとうえし)、感染性関節炎、腫瘍性疾患の可能性 | 安静にしても軽減しない痛みは組織の器質的変化を示すことがある |
| 片側だけ、鼠径部(そけいぶ:足の付け根)に限局する | 変形性股関節症、腸腰筋炎 | 股関節の軟骨変性は片側から始まることが多い |
| 両側同時、お尻全体〜太ももに広がる | 腰椎疾患(坐骨神経痛)からの放散痛、関節リウマチ | 腰から出る神経は両側の下肢に分布するため、腰が原因でも股関節様の痛みが出ることがある |

朝だけ痛む理由の補足: 夜間は股関節をほとんど動かさないため、関節液の循環が最も低下します。冷え性の方は就寝中も末梢の血流が細く、朝の硬直が特に強くなりやすいです。起床後10〜15分のウォームアップで改善するようであれば、変形性股関節症の初期や冷えによる硬直が主因である可能性があります。
セルフチェック:自分の股関節の状態を確認する
股関節痛の可能性を自宅で簡単に確認できるチェック方法を2つご紹介します。ただし、これらはあくまで目安であり、確定診断は医療機関での検査が必要です。
チェック1:パトリックテスト(FABER テスト)
手順:
- 床または硬めのベッドに仰向けになります。
- 痛みのある側の足首を、反対側の太ももの上(膝のやや上)に乗せます(数字の「4」の形になります)。
- 膝を外側に向かってゆっくり下ろしていき、床に近づけていきます。
- その状態で鼠径部または股関節の外側に痛み・違和感が出るかを確認します。
判定の目安: 膝を下ろしたときに鼠径部・股関節に痛みや引っかかりが出る場合、変形性股関節症や腸腰筋の短縮、股関節唇損傷の可能性があります。左右差が顕著で、片側だけ膝が床から10cm以上高い場合も股関節の可動域制限(可動域:関節が動ける範囲)が疑われます。
チェック2:片脚立ちバランステスト(トレンデレンブルグ徴候の簡易確認)
手順:
- 壁の近くに立ち、安全のため壁に指先を軽く添えます。
- 痛みのある側の脚で片脚立ちを行い、反対側の骨盤の高さを確認します。
- 反対側の腰・骨盤が下に落ちる、または体幹が支持脚側に大きく傾く場合は陽性の目安です。
判定の目安: 片脚立ち5秒以内に骨盤が1cm以上傾く、または体幹が支持脚側に大きく揺れる場合は、中殿筋の筋力低下が示唆されます。中殿筋は股関節を横方向に安定させる重要な筋肉で、この筋力が落ちると股関節全体への負担が増加し、冷えによる硬直の影響をより受けやすくなります。
冷えによる股関節の硬直を緩める:自宅でできるセルフケア
セルフケアは継続することで症状の軽減が期待できます。以下の3つのアプローチを組み合わせて取り組んでみてください。
1. 股関節まわりの血流を高める温熱ケア+腸腰筋ストレッチ
腸腰筋(腰椎〜大腿骨をつなぐ深部の筋肉)は冷えで最も硬直しやすい筋肉の一つです。ストレッチ前に10〜15分、蒸しタオルや市販の温熱シートを鼠径部・腰に当てて温めると、筋肉の伸びやすさが高まります。
ストレッチの手順:
- 床に片膝をつき、前足は膝が90度になるように置きます(ランジの姿勢)。
- 後ろ足側の股関節を床方向に押しつけるようにゆっくり沈み込みます。
- 鼠径部に軽い伸び感が出た位置で30秒キープします。
- 左右それぞれ30秒×3セット、1日2回(朝の動き出し前と入浴後)を目安に行います。
2. 中殿筋を鍛えるサイドライイングアブダクション
中殿筋の筋力低下は股関節への偏った負荷を招き、冷えによる硬直の影響を受けやすくします。寝たまま行えるため、体への負担が少なく継続しやすい運動です。
手順:
- 床に横向きになり、下の手で頭を支えます。両膝は軽く伸ばした状態です。
- 上側の脚を天井方向にゆっくり持ち上げます。上げる角度は床から30〜40度で十分です。
- 1秒かけて上げ、2秒かけてゆっくり下ろします。この動作を15回×2セット、1日1回行います。
- お尻の横(中殿筋)に張りを感じることを確認しながら行います。腰が反らないよう注意してください。
4週間継続した場合に股関節周囲筋の筋力回復と痛みの軽減が期待できるとされており、自宅リハビリの基本種目として整形外科のリハビリでも広く取り入れられています。
3. 入浴を活用した股関節の循環改善
シャワーだけで済ませると冷え性による血流低下を解消しにくいため、38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分浸かる全身浴が有効です。入浴中に股関節を円を描くようにゆっくり動かす(内旋・外旋各10回)と、関節液の循環が促されます。冷え性で末梢循環が低下している方は、就寝1〜2時間前の入浴が深部体温の上昇→低下のリズムを利用して睡眠の質も高めやすくなります。
悪化させるNG行動
症状が出ているときに避けたい行動を3つ挙げます。
1. 痛みをこらえて長距離を歩き続ける
股関節に炎症や軟骨のすり減りがある状態での長距離歩行は、関節軟骨への繰り返し圧迫を増やし、炎症を慢性化させます。目安として、歩行中に痛みが5(10段階)を超えたら一度休息を取り、無理に歩き続けないようにしてください。
2. 患部を強くもみほぐす・無理に可動域を広げる
炎症が生じている関節や筋肉に強い圧を加えると、微細な損傷が加わりさらに炎症が拡大します。股関節の硬直を感じても、グイグイと力任せに動かすことは避け、痛みが出ない範囲でゆっくり動かすことを徹底してください。
3. 冷えを放置したまま長時間同じ姿勢を続ける
デスクワークや車の運転で1時間以上同じ姿勢を続けると、股関節まわりの筋肉が冷えた状態で固まり、立ち上がったときに急激な負荷がかかります。60分に1回は立ち上がって30秒程度その場で足踏みをするなど、血流を維持する工夫を取り入れてください。
受診の目安:こんな症状は早めに専門機関へ
以下に当てはまる場合は、セルフケアよりも先に整形外科などの医療機関を受診することをおすすめします。
- 安静にしていても痛みが続く・夜間痛がある: 変形性股関節症の進行例、大腿骨頭壊死、感染性関節炎などの可能性があります。
- 発熱(37.5度以上)を伴う股関節痛: 感染性関節炎や化膿性股関節炎は早期治療が必要です。
- 突然の激しい痛みで体重をかけられない: 大腿骨頸部骨折(特に骨粗しょう症がある方)の可能性があります。
- 脚に力が入りにくい・しびれが足先まで広がる: 腰椎疾患による神経障害の可能性があり、早期の画像診断が必要です。
- 排尿・排便に異常が出た: 馬尾神経(脊髄の末端から出る神経束)の圧迫を示すサインであり、緊急性の高い状態です。
- 2〜4週間のセルフケアで症状が変わらない、または悪化している: 原因が特定できていない可能性が高く、画像検査(X線・MRIなど)による精密検査が適切です。
よくある質問
冬だけ股関節が痛くなるのはなぜですか?
気温低下によって股関節まわりの血流が減少し、筋肉・関節包・関節液が冷えて硬直することが主な理由です。夏でも冷房が強い環境では同様の症状が起きることがあります。冷え性の方は年間を通じて股関節の血流を維持する工夫が症状の軽減につながります。
股関節の痛みとお尻の痛みはどう違いますか?
股関節の痛みは主に鼠径部(足の付け根の前面)や大腿骨の外側に出ることが多いのに対し、お尻の中央〜下部に強く出る場合は梨状筋症候群や腰椎由来の坐骨神経痛の可能性があります。ただし重複して出ることもあるため、セルフチェックで判断がつかない場合は専門家への相談をおすすめします。
ウォーキングは股関節痛に良いですか?悪いですか?
痛みが軽度(歩行中5段階の1〜2程度)であれば、1回20〜30分・週3〜4回の平坦な場所でのウォーキングは股関節まわりの筋力維持と血流改善に役立つとされています。ただし、歩行中に痛みが強まる・歩行後に2時間以上痛みが続く場合は中断し、医療機関または整骨院にご相談ください。
セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、痛みの原因がはっきりしない場合は、田主丸整骨院整体院にお気軽にご相談ください。久留米市・田主丸エリアをはじめ、遠方からもご来院いただいており、お一人おひとりの症状に合わせた対応を心がけています。
施術を受けた方の感想レビュー
股関節が痛かったので、来院。カウンセリングもきちんとしていただき痛みの原因の説明も丁寧でした。施術後は痛みも軽減で、楽になりました。
くろすけ様
当院より:股関節の痛みでご来院いただき、施術後に楽になられたとのお声をいただき、大変嬉しく思います。股関節の痛みは、骨盤や周辺の筋肉のバランスが乱れることで起こりやすく、放置すると歩行や日常動作にも影響が出てくる場合があります。当院では、痛みの原因をしっかりとお伝えしながら、お一人おひとりの状態に合わせた施術を心がけております。気になる症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お身体の不調でお悩みなら
腰痛・肩こり・膝の痛みなど、身体の不調は早めのケアが大切です。当院では一人ひとりの症状に合わせた施術で、日常生活の負担軽減をサポートします。
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