2026/08/16 (更新日:2026/08/16)
重い鉢植えを持ち上げた際のギックリ腰|福岡県うきは市うきは町からも来院|田主丸整骨院整体院
重い鉢植えを持ち上げようとした瞬間、腰に電気が走るような鋭い痛みが起きた——これがいわゆる「ギックリ腰(急性腰痛)」です。園芸作業中の発症は特に多く、中腰姿勢での持ち上げ動作がきっかけになるケースが目立ちます。このページでは、園芸作業によるギックリ腰の原因から、症状の見分け方・セルフケア・受診の目安まで順を追って解説します。
園芸作業でギックリ腰が起きやすい理由
園芸作業中に急性腰痛が発生しやすい最大の理由は、「中腰+ひねり+重量負荷」が同時にかかるという動作の組み合わせにあります。
重い鉢植えを持ち上げる場面を思い浮かべてください。地面に置かれた鉢に手をかけ、腰をかがめた状態で引き上げる——このとき腰椎(腰の背骨)には体重の数倍にあたる圧力が集中します。日本整形外科学会の資料によると、中腰で20kgの荷物を持ち上げる動作では、腰椎の椎間板(背骨のクッション)に約200kg以上の圧迫力が加わるとされています。
ギックリ腰が起きるときの組織損傷は主に次の3つです。
- 椎間板の損傷: クッション役の軟骨組織が急激な圧力で亀裂を生じ、内部のゼリー状組織(髄核)が飛び出しかける状態
- 腰周囲の筋・筋膜の損傷: 腰方形筋や多裂筋などの深層筋が限界を超えた負荷で部分断裂を起こす
- 仙腸関節(骨盤と仙骨をつなぐ関節)のロック: 不意の動作で関節の動きが噛み合わず、炎症と痛みが生じる
また、庭仕事の前は体が冷えていたり、準備運動なしで急に動き始めたりするため、筋肉の柔軟性が十分でない状態で高負荷をかけることになります。これが「なぜ園芸作業でギックリ腰が起きやすいのか」の根本的な理由です。

症状の出方による見分け方
ギックリ腰といっても、痛みの時間帯・動作・部位によって、損傷している組織や程度が異なる場合があります。以下の表を参考に、ご自身の状態を確認してみてください。
| 症状のパターン | 考えられる状態 | なぜそのタイミングで強くなるか |
|---|---|---|
| 朝起きたときに特に強い | 椎間板の水分量の変化、筋・筋膜の炎症 | 就寝中に椎間板が水分を吸収して膨らむため、朝は椎間板内圧が最も高くなる。また筋膜は睡眠中に冷えて硬くなりやすい |
| 夕方〜夜間に増悪する | 筋疲労の蓄積、炎症の悪化 | 日中の活動で筋肉の疲労物質(乳酸など)が蓄積し、夕方以降に炎症反応が高まる |
| 歩いているときに痛い | 筋・筋膜の損傷、仙腸関節の機能不全 | 歩行時に片足立ちになるたびに骨盤がぶれ、損傷部位に繰り返し微小なストレスがかかる |
| じっとしていても痛い(安静時痛) | 急性期の強い炎症、まれに内臓由来の腰痛 | 炎症が強い状態では体位に関係なく発痛物質が神経を刺激し続ける。安静時痛が強い場合は早期受診を推奨 |
| 片側だけの腰痛+太もも・ふくらはぎへのしびれ | 椎間板ヘルニア、仙腸関節障害の可能性 | 飛び出した椎間板が神経根を圧迫すると、その神経の支配領域(臀部〜下肢)にしびれや放散痛が生じる |
| 両側の腰痛で腰全体が張る感じ | 筋・筋膜の広範な損傷、または筋膜性腰痛 | 左右対称に近い多裂筋や脊柱起立筋が同時に損傷・痙攣している状態 |

特に注意が必要なサイン: 足の力が抜ける・尿や便のコントロールができないといった症状がある場合は、脊髄や神経の重篤な損傷の可能性があるため、速やかに整形外科を受診してください。
セルフチェック:自分でできる確認方法
ギックリ腰の状態を自己評価する際に参考になる確認方法を2つ紹介します。ただし、これらはあくまで参考であり、診断の代わりにはなりません。
SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)
神経への影響を確認するための検査で、医療機関でも行われる基本的なテストです。
手順
- 痛みの少ない体位で仰向けに寝る
- 膝を伸ばしたまま、片脚をゆっくり持ち上げる(もう片方の脚は伸ばしたまま)
- 痛みが強い側の脚を同様に持ち上げる
判定の目安
脚を持ち上げた角度が70度以下の時点で、腰から臀部・太もも・ふくらはぎにかけて痛みやしびれが放散する場合は、椎間板ヘルニアや神経根への圧迫が疑われます。単純な筋・筋膜の損傷だけであれば、この放散痛は出にくい傾向があります。
体幹前屈・後屈テスト
椎間板か筋・筋膜かをある程度区別するための簡易確認です。
手順
- 立った状態でゆっくり前に体を倒す(前屈)
- 次にゆっくり後ろに体を反らす(後屈)
- どちらの動作でどの程度痛みが出るかを確認する
判定の目安
前屈で強く痛む場合は椎間板への負荷が主因の可能性が高く、後屈で強く痛む場合は椎間関節や筋・筋膜の問題が主因の可能性があります。どちらの動作でも激痛が出て体を動かせない場合は、無理に続けず安静にして受診を検討してください。
今日からできるセルフケア方法
急性期(発症から72時間以内)は強い動かし方を避けながら、以下のケアで炎症の鎮静と回復を目指すことが大切です。
アイシングで炎症を落ち着かせる
発症直後〜48時間は、患部を冷やすことで炎症反応を抑え、痛みの軽減を目指せます。
やり方
氷をビニール袋に入れてタオルで包み、腰の痛みが強い部位に当てます。1回15〜20分を1日3〜4回行ってください。皮膚が赤くなりすぎる場合は間にタオルを追加して調整します。冷湿布は継続して貼り続けると皮膚トラブルの原因になるため、2〜3時間ごとに外す時間を設けましょう。
膝抱えストレッチで腰の筋・筋膜をゆるめる
急性期をやや過ぎ、動ける状態になってきたら(おおよそ発症から2〜3日後)、腰周囲の筋膜リリースを取り入れましょう。
やり方
- 仰向けに寝た状態で両膝を立てる
- 両手で片方の膝を胸に引き寄せ、20〜30秒キープする
- 反対側も同様に行う
- 両膝を同時に抱えて20〜30秒キープする
- 1日2〜3回行う
腰の丸まり具合を調整しながら、「気持ちよく伸びる」程度の強さに留めてください。鋭い痛みが出る場合はすぐに中止します。
腹式呼吸で腹圧を整える
腰痛のリハビリで重視されているインナーマッスル(深層の体幹筋)の活性化を、横になったままできる形で行います。特に腰に負担をかけずに体幹を安定させる効果が期待できます。
やり方
- 仰向けで膝を立てた姿勢になる
- 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる(胸ではなくお腹が動くことを確認)
- 口から6秒かけてゆっくり吐きながら、お腹をへこませる。このとき下腹部に軽く力を入れる意識を持つ
- 10回を1セットとして、1日3セット行う
呼吸を止めないことと、痛みが出ない範囲で行うことが大切です。
やってはいけないこと
急性腰痛の状態を悪化させる行動が3つあります。
無理に腰を動かしてほぐそうとする
「動かしていれば治る」と考えて腰を強くひねったり、痛みを我慢して体操を続けたりする行為は逆効果です。急性期は筋・筋膜や椎間板が損傷している状態であり、過度な動作は傷口を広げるリスクがあります。発症直後は「動ける範囲での最小限の動き」を意識し、無理に可動域を広げようとしないことが重要です。
急性期に患部を温める
発症から48〜72時間以内に温熱シップや入浴で患部を温めると、血管が拡張して炎症が広がりやすくなります。炎症反応が活発な急性期は「冷やす」が基本です。温めて気持ちよく感じることがあっても、痛みが後から強くなる場合は急性炎症がまだ続いているサインです。
コルセットを四六時中つけ続ける
コルセット(腰部サポーター)は腰を安定させ、動作時の痛みを和らげる効果が期待できます。しかし、長時間装着し続けると腹筋や背筋が働かなくなり、体幹筋の機能低下を招きます。コルセットは「痛みが強い動作のとき」「外出時」など必要な場面に限定して使用し、安静時や就寝時は外すことを心がけてください。
受診の目安:こんな場合は早めに医療機関へ
以下の症状がある場合は、整形外科などの医療機関への受診を優先してください。
- 足に力が入らない、または脱力感がある(神経・脊髄の損傷の可能性)
- 尿が出にくい・漏れる、排便のコントロールができない(馬尾神経症候群の疑い)
- 安静にしていても痛みが改善せず、むしろ強くなっている
- 発熱(38度以上)を伴う腰痛(感染性の脊椎炎などの除外が必要)
- 下肢のしびれや放散痛が強く、歩行が困難
- 過去に悪性腫瘍の治療歴があり、腰痛が急に出現した
上記に該当しない場合でも、発症から5〜7日が経過しても痛みの軽減傾向がまったく見られない場合は、一度専門家に診てもらうことをおすすめします。整骨院では骨折・感染など医療機関での処置が必要な疾患との鑑別ができないため、強い症状がある場合はまず整形外科でレントゲン・MRIなどの検査を受けてください。
よくある質問
ギックリ腰になったら何科を受診すればよいですか?
まず整形外科を受診することをおすすめします。整形外科では画像検査(レントゲン・MRI)によって骨や椎間板の状態を確認でき、骨折や椎間板ヘルニアなどの重篤な原因を除外することができます。原因が確認された後に、リハビリや整骨院での施術を組み合わせると、より適切な対応ができます。
市販の湿布や痛み止めはギックリ腰に効きますか?
市販の消炎鎮痛成分入り湿布(インドメタシン・ロキソプロフェン含有など)や内服の鎮痛薬は、急性腰痛の痛みを一時的に和らげる効果が期待できます。ただし、あくまで痛みを抑えるものであり、損傷した組織を修復するものではありません。湿布で痛みが取れたからといって急に動くと再受傷のリスクがあるため、痛みが落ち着いてからも無理な動作は避けてください。
ギックリ腰はどのくらいの期間で改善が見込めますか?
筋・筋膜の損傷が主体の軽度のギックリ腰であれば、適切な安静とケアで1〜2週間程度で日常生活への支障が軽減するケースが多いとされています。ただし、椎間板ヘルニアを伴う場合や、発症前から腰に問題を抱えていた場合は回復に数週間〜数か月かかることもあります。早期に専門家のケアを受けることで、回復期間の短縮と再発予防につながる可能性があります。
セルフケアを続けても痛みが改善しない場合や、症状に不安を感じている場合は、田主丸整骨院整体院にお気軽にご相談ください。
施術を受けた方の感想レビュー
腰痛持ちで、ギックリ腰の度にお世話になってます!自分には相性バッチリで即効果が実感できるので、安心して通院できます!先生も明るく気さくな方達なので、これからもお世話になります。
通りすがりのパパさん様
当院より:ギックリ腰の度にご来院いただき、またこのような温かいお言葉をいただきありがとうございます。ギックリ腰は繰り返しやすい症状ですが、その都度しっかりとケアすることで回復を早め、再発しにくい身体づくりにつなげることができます。当院では痛みを取り除くだけでなく、原因となる筋肉や骨格のバランスを整える施術を心がけておりますので、ぜひ引き続きお気軽にご相談ください。これからもスタッフ一同、全力でサポートしてまいります!
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