2026/08/14 (更新日:2026/08/14)

田植え後に感じる股関節痛|福岡県久留米市善導寺町からも来院|田主丸整骨院整体院

施術例・お客様の声

田植えが終わったあとから股関節のあたりが痛くなった、脚の付け根がつまるような感じがとれない——そんなお悩みを抱えて、福岡県久留米市善導寺町をはじめ周辺地域から田主丸整骨院整体院へご来院いただく農家の方が、毎年5月から6月にかけて増えます。農作業による股関節痛は、「ただの疲れ」と放置されやすい一方で、適切なセルフケアと見直しを早めに始めることで、日常動作のつらさを軽減することが期待できます。この記事では、田植え後の股関節痛の原因から、症状の見分け方、セルフチェック、自宅でできるケア方法まで、順を追って解説します。

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田植え後に股関節が痛くなる理由

田植え作業に特有の姿勢と動作の連続が、股関節に集中的な負荷をかけます。主な原因は以下の3つです。

中腰・前傾姿勢の長時間維持

田植え機の操作やあぜの確認など、腰を少し曲げたまま前を向き続ける姿勢は、股関節を中程度に屈曲(曲げた状態)させ続けることを意味します。この状態が続くと、股関節の前面にある腸腰筋(ちょうようきん:腰椎から太もも内側につながる深層の筋肉)が縮んだまま固まり、股関節前面への圧迫が高まります。

ぬかるんだ地面での踏ん張り動作

水を張った田んぼの中では、足元が不安定なため、股関節外側や臀部(でんぶ:お尻の筋肉)の筋群が常にバランスを取り続けます。特に中殿筋(ちゅうでんきん)や梨状筋(りじょうきん)といった外旋筋群(がいせんきんぐん:脚を外側に回す筋肉群)が過剰に緊張し、これが「詰まり感」や圧迫感として自覚されます。

繰り返す立ち座りと股関節への衝撃

畝(うね)をまたぐ、田んぼから上がり下りするといった動作では、股関節に体重の3〜5倍の負荷がかかるとされています(日本整形外科学会の啓発資料より)。この衝撃が積み重なることで、関節軟骨や関節包(かんせつほう:関節を包む袋状の組織)が炎症を起こしやすくなります。

田植え後に感じる股関節痛|福岡県久留米市善導寺町からも来院|田主丸整骨院整体院

時間帯・動作・部位で考える症状の見分け方

股関節痛は「いつ・どのような動作で・どの部位に出るか」によって、背景にある状態が異なります。下の表を参考に、ご自身の症状を確認してみてください。

症状のパターン 考えられる状態 なぜその状況で強くなるか
朝起きたとき、立ち始めの数歩だけ痛い 関節包の炎症・変形性股関節症の初期 夜間に関節内の滑液(かつえき:関節を滑らかにする液体)の循環が低下し、起床時に関節が「かたまった」状態になるため
夕方から夜にかけて痛みが増す 筋疲労の蓄積・軟部組織(筋・腱・靱帯)の炎症 日中の活動で炎症物質が蓄積し、夕方に最大になるため。農作業後に顕著
歩き始めて10〜20分後から痛む 変形性股関節症の中等度以降 歩行時に繰り返し加わる荷重が、すでに薄くなった軟骨への刺激を蓄積させるため
安静時にも股関節の奥がズキズキする 関節内の炎症・感染・骨壊死(こつえし)の可能性 炎症が強いと体動に関係なく痛みが持続する。発熱を伴う場合は特に注意
片側の股関節だけが痛い 左右差のある軟骨摩耗、筋力アンバランス、利き手側への体重偏り 農作業では利き脚に体重をかけやすく、片側の股関節に負担が集中しやすい
両側の股関節が同時に痛い 全身的な関節疾患(関節リウマチなど)、または姿勢・動作パターンに起因 全身性疾患では左右同時に炎症が波及することがある
脚を内側に回すと詰まる感じがある 股関節の詰まり感(インピンジメント様の状態) 骨や筋肉が脚の内旋時に干渉し、関節包を圧迫するため
時間帯・動作・部位で考える症状の見分け方の一覧表。朝起きたとき、立ち始めの数歩だけ痛い、夕方から夜にかけて痛みが増す、歩き始めて10〜20分後から痛む、安静時にも股関節の奥がズキズキする、片側の股関節だけが痛い、両側の股関節が同時に痛い、脚を内側に回すと詰まる感じがあるの7パターンについて、考えられる状態となぜその状況で強くなるかをまとめた図。
時間帯・動作・部位で考える症状の見分け方

朝だけ痛む場合のポイント

就寝中に股関節周囲の筋肉が冷えて固まり、朝の起床動作で急に荷重がかかることで一時的に強い痛みが生じます。歩き続けるうちに関節内の滑液が温まって循環し、10〜15分で和らぐのが特徴です。

夕方以降に悪化する場合のポイント

農作業という反復動作による筋疲労が積み重なり、夕方にプロスタグランジン(炎症を媒介する物質)の血中濃度がピークを迎えることが影響しています。翌朝には比較的楽になるサイクルが続く場合は、炎症というよりも筋疲労が主因であることが多いです。

自分でできる股関節のセルフチェック

ファベル検査(FABER test)

ファベル検査は、股関節の可動域制限や関節内病変を確認するために整形外科でも用いられる検査方法です。

手順

  1. 仰向けに寝て、両脚を伸ばします。
  2. 痛みのある側の脚を、足首を反対側の膝の上に乗せるようにして「4の字」の形にします。
  3. 膝をゆっくり外側・床方向に向けて倒していきます。

判定の目安

  • 膝が床に対して45度以内に下がらない(反対側と比べて明らかに可動域が狭い)場合は、股関節の柔軟性低下または関節内の問題がある可能性があります。
  • 脚の付け根(鼠径部:そけいぶ)に詰まり感や痛みが再現される場合は、インピンジメント(股関節の骨同士が引っかかっている状態)や関節包の緊張が疑われます。

片脚立ちテスト(トレンデレンブルグ兆候の確認)

手順

  1. 壁の近くに立ち、転倒防止のために壁に手を添えます。
  2. 痛みのある側の脚だけで5秒間立ちます。
  3. そのとき、骨盤の水平を保てるかどうかを確認します(鏡かご家族に見てもらう)。

判定の目安

  • 反対側の骨盤(浮かせた脚の側)が下がってしまう場合は、支持脚側の中殿筋が弱化していることを示すトレンデレンブルグ兆候が疑われます。農作業で中殿筋が疲弊している方に多く見られます。5秒間保持できない、または骨盤が2cm以上下がる場合は筋力不足が顕著な可能性があります。

農作業後の股関節痛に対するセルフケア

1. 腸腰筋のスタティックストレッチ

田植え作業で短縮しやすい股関節前面の腸腰筋をじっくり伸ばします。

やり方

  1. 床にマットや布団を敷き、片膝をついた半跪立(はんきりゅう)の姿勢になります。
  2. 後ろ脚の膝を床につけ、前脚の膝が90度になるように調整します。
  3. 腰を丸めないよう背筋を立て、上体を前方にゆっくり重心を移します。
  4. 後ろ脚の股関節前面(太もも付け根の前側)が伸びている感覚を確認しながら30秒キープします。
  5. 左右を交互に行い、1日3セット(朝・昼・夜が目安)を目標にします。

注意点

腰を反らせすぎると腰椎への負担が増すため、お腹を軽く引き締めた状態を維持してください。

2. クラムシェルエクササイズ(中殿筋の強化)

股関節の安定に欠かせない中殿筋を、負担をかけずに鍛えます。

やり方

  1. 横向きに寝て、膝を約60度曲げ、足をそろえます。
  2. 骨盤が後ろに倒れないよう固定しながら、上側の膝だけを貝殻が開くようにゆっくり持ち上げます(足首はそろえたまま)。
  3. 膝が床に対して45度程度開いたところで1秒静止し、ゆっくり下ろします。
  4. 1セット15回を左右それぞれ行い、1日2セットを目標にします。

ポイント

農作業で疲弊している筋肉に急激な負荷をかけると逆効果になるため、体重が乗らない横向きのポジションで実施します。痛みが増す場合は中断してください。

3. 股関節の「円を描く」モビライゼーション

関節の動きを取り戻すためのセルフモビライゼーション(関節を動かして可動域を改善する手技)です。

やり方

  1. 仰向けに寝て、膝を立てます。
  2. 痛みのある側の脚を持ち上げ、膝を胸に向けて引き寄せます。
  3. 膝を中心に、股関節でゆっくり小さな円を描くように脚を回します(直径20〜30cmの円をイメージ)。
  4. 内回り・外回りそれぞれ10回ずつ、1日2回行います。

目的

関節包の柔軟性を高め、関節内の滑液を全体に行き渡らせることで、股関節の詰まり感の軽減を目指します。

やってはいけない行動

痛みをこらえての農作業の継続

炎症が起きている状態で繰り返し荷重をかけ続けると、関節軟骨のさらなる摩耗や関節包の損傷が進みやすくなります。田植え期は農繁期で休めない事情もありますが、少なくとも1時間に1回は姿勢を変えて股関節を伸ばす時間を設けることをおすすめします。

入浴後すぐに強く押す・揉む

炎症が強い時期に強いマッサージを行うと、毛細血管からの出血(微細損傷)が増え、翌日以降の痛みが悪化することがあります。特に夕方から夜にかけて痛みが強い時期は、お風呂上がりに強い圧をかけることは避け、上記のような軽いストレッチにとどめてください。

痛みが出る方向への可動域の無理な拡大

「固いから伸ばさなければ」と、詰まり感が強い方向に力いっぱいストレッチを行うと、関節唇(かんせつしん:股関節の縁にある軟骨)に過剰な剪断力(ずれる方向の力)がかかり、損傷を助長するリスクがあります。ストレッチは「気持ちよく伸びる範囲」にとどめ、鋭い痛みが出た場合はすぐに動作を止めてください。

受診の目安と整骨院を受診するタイミング

こんな症状がある場合は早めに整形外科へ

以下の症状は、整骨院でのケアより先に医療機関での画像検査や診断が必要な可能性があります。速やかに整形外科を受診してください。

  • 安静にしていても股関節の奥が強くズキズキと痛み、2〜3日で改善しない
  • 発熱(37.5度以上)と股関節痛が同時に起きている(化膿性関節炎・骨髄炎の疑い)
  • 転倒・転落などの外傷のあと、脚に体重をかけられない(骨折の疑い)
  • 股関節から足先にかけてしびれや強い脱力がある
  • 排尿・排便の異常(失禁・尿閉など)が股関節痛と同時に起きている
  • 体重が急激に減少しており、夜間だけに強い骨の痛みがある(腫瘍性病変の除外が必要)

整骨院・整体院でのケアが向いている場合

画像検査などで骨・関節に重篤な異常がないと確認された上で、以下の状態にあたる方は整骨院でのアプローチが症状の軽減に役立つことが期待できます。

  • 農作業後に繰り返す股関節の疲労感・詰まり感
  • 動き始めの痛みはあるが歩けば和らぐ
  • 筋力の左右差や骨盤の傾きが気になる

セルフケアを2週間続けても症状が改善しない場合や、痛みの強さが変わらない場合は、田主丸整骨院整体院にお気軽にご相談ください。

よくある質問

股関節痛は何科を受診すればよいですか?

まず整形外科を受診することをおすすめします。レントゲン・MRIなどの画像検査で骨・関節の状態を確認したうえで、必要に応じてリハビリや薬物療法が選択されます。画像検査で骨に異常がなく、筋肉や関節の硬さが原因と判断された場合は、整骨院や整体院でのケアも有効な選択肢の一つです。

田植え後の股関節痛に市販の湿布や痛み止めは効きますか?

炎症が強い急性期(受傷後2〜3日程度)であれば、市販の消炎鎮痛成分(ジクロフェナクナトリウム・ロキソプロフェン配合)の貼付薬や内服薬は痛みの軽減に役立つことがあります。ただし、症状の根本的な原因(筋肉の短縮・筋力低下・動作パターン)には作用しないため、湿布や痛み止めだけを続けながら農作業を継続することはおすすめできません。1週間使用しても改善がなければ医療機関または整骨院を受診してください。

股関節痛はどのくらいの期間で改善が見込めますか?

筋疲労が主な原因であれば、適切な休息とセルフケアを行うことで1〜2週間で症状の軽減が期待できます。一方、関節軟骨の摩耗や関節包の炎症が関与している場合は、状態によって数週間から数か月の継続的なアプローチが必要になることもあります。日本整形外科学会が公表する変形性股関節症のガイドラインでは、運動療法の継続が長期的な症状改善に有用であると示されており、焦らず取り組むことが大切です。


セルフケアを続けても股関節の痛みや詰まり感が改善しない場合、または痛みの程度が強くなっていると感じる場合は、ひとりで抱え込まず田主丸整骨院整体院へご相談ください。福岡県久留米市善導寺町からも多くの農家の方がご来院されており、農作業特有の身体の使い方をふまえた対応をしております。


施術を受けた方の感想レビュー

股関節が痛かったので、来院。カウンセリングもきちんとしていただき痛みの原因の説明も丁寧でした。施術後は痛みも軽減で、楽になりました。

くろすけ様

当院より:股関節の痛みでご来院いただき、施術後に楽になられたとのこと、大変嬉しく思います。股関節の痛みは、骨盤のゆがみや周辺の筋肉の緊張が原因となっていることが多く、放置すると腰や膝にも影響が出てくる場合があります。当院では、痛みの根本的な原因をしっかりお調べした上で、お一人おひとりに合った施術を行っておりますので、どうぞ安心してご相談ください。症状が再び気になることがあれば、いつでもお気軽にお越しくださいませ。

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