2026/08/22 (更新日:2026/08/22)

旅行後に残る変形性膝関節症|福岡県朝倉市比良松からも来院|田主丸整骨院整体院

施術例・お客様の声

旅行から帰った後、観光歩き疲れがたたって膝の腫れや痛みが続いている——そのような状態は、変形性膝関節症が症状として表面化したサインかもしれません。変形性膝関節症は、日本整形外科学会の資料によると日本国内だけで約2,500万人が罹患していると推計されており、中高年に非常に多い関節疾患です。「旅行前は普通に歩けていたのに、帰ってから膝が痛くなった」という方は、それまで進行していた軟骨のすり減りが長距離歩行によって一気に症状として現れたと考えられます。この記事では、症状の原因から見分け方・セルフケア・受診の目安まで順を追って説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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変形性膝関節症とは|観光歩き疲れでなぜ膝が腫れるのか

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨(骨と骨のクッション)が長年の使用や加齢によってすり減り、骨同士が直接こすれ合うことで痛みや炎症が生じる疾患です。長距離の観光歩行はこのプロセスを急激に加速させるきっかけになります。

膝関節の軟骨にはもともと血管がなく、一度傷つくと自己修復がほとんどできません。通常の日常生活ではなんとか保てていた関節が、旅行中の長時間歩行・石畳・階段の連続などにより、普段の数倍の負荷を受けることになります。その結果、関節内に滑液(かつえき:関節を滑らかに動かす液体)が過剰に分泌されて膝の腫れとなって現れます。これを「水が溜まる」と表現することもあります。

変形性膝関節症の主な原因を整理すると、以下の通りです。

原因カテゴリ 具体的な内容
加齢による軟骨摩耗 50代以降で急増し、70代では男性の約50%、女性の約70%に変化が見られるとされる(日本整形外科学会)
肥満・体重増加 体重が1kg増えると膝への負荷は約3〜5kg増加するといわれる
筋力低下 太もも前面の大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が衰えると膝への直接負担が増す
過去のケガ 半月板損傷・靭帯損傷の既往がある場合、変形が早まりやすい
急性の過負荷 今回のような長時間の観光歩行、登山、立ち仕事の連続なども引き金になる
変形性膝関節症とは|観光歩き疲れでなぜ膝が腫れるのかの一覧表。加齢による軟骨摩耗、肥満・体重増加、筋力低下、過去のケガ、急性の過負荷の5パターンについて、具体的な内容をまとめた図。
変形性膝関節症とは|観光歩き疲れでなぜ膝が腫れるのか

旅行後に残る変形性膝関節症|福岡県朝倉市比良松からも来院|田主丸整骨院整体院

時間帯・動作・部位から読み解く|あなたの膝の痛みはどのタイプ?

変形性膝関節症の痛みは「いつ・どんな動作で・どこが」痛むかによって、現在の炎症の度合いや傷んでいる部位が異なります。自分の状態を正確に把握するために、以下の表を参考にしてください。

時間帯による見分け方

痛みが強まる時間帯 考えられる状態 なぜその時間帯に強くなるか
朝、起き上がり直後(30分以内に軽減する) 初〜中期の変形性膝関節症 夜間に関節内の滑液の循環が滞り、軽度の炎症産物が蓄積するため。動き始めると循環が改善し痛みが引く
夕方〜活動後 中期以降、炎症が活発な状態 日中の負荷が積み重なり、関節液が炎症性に傾くため。膝の腫れを伴う場合は要注意
安静時・夜間にも持続的に痛む 進行期、または他疾患(痛風・感染性関節炎など)の可能性 安静時に痛みが消えない場合は軟骨の消耗が深刻か、別の病態が関与している可能性がある
時間帯による見分け方の一覧表。朝、起き上がり直後(30分以内に軽減する)、夕方〜活動後、安静時・夜間にも持続的に痛むの3パターンについて、考えられる状態となぜその時間帯に強くなるかをまとめた図。
時間帯による見分け方

動作による見分け方

痛む動作 考えられる部位・状態 なぜその動作で強くなるか
階段を降りるとき 膝蓋大腿関節(ひざのお皿と大腿骨の接触部)の摩耗 下り階段では体重の約3〜4倍の力が膝蓋骨(お皿)に集中するため
歩き始めの数歩だけ痛い 初期の変形性膝関節症 関節が温まる前の低潤滑状態で骨どうしの摩擦が生じやすいため
長距離歩行後に痛みが増す 中期以降、炎症反応が蓄積しやすい状態 軟骨クッションが薄くなっており、歩行が長くなるほど関節への衝撃が蓄積されるため
正座・深くしゃがんだときに激痛 中〜後期、関節裂隙(かんせつれつげき:骨の隙間)が著しく狭小化している可能性 屈曲角度が大きいほど骨どうしの接触面積が増し、痛みが強まる
動作による見分け方の一覧表。階段を降りるとき、歩き始めの数歩だけ痛い、長距離歩行後に痛みが増す、正座・深くしゃがんだときに激痛の4パターンについて、考えられる部位・状態となぜその動作で強くなるかをまとめた図。
動作による見分け方

部位による見分け方

痛む場所 考えられる状態
膝の内側だけ 最も頻度が高い。内側の軟骨・半月板が先に傷みやすい(O脚の方は特に)
膝の外側だけ X脚の方や腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)炎が合併している可能性
お皿の下・周囲 膝蓋腱(ひざのお皿の下の腱)への負荷や滑液包炎(かつえきほうえん)の可能性
両膝同時 変形性膝関節症(両側性)、または関節リウマチなどの全身性疾患の除外が必要
部位による見分け方の一覧表。膝の内側だけ、膝の外側だけ、お皿の下・周囲、両膝同時の4パターンについて、考えられる状態をまとめた図。
部位による見分け方

セルフチェック|変形性膝関節症の可能性を自分で確認する方法

チェック1:膝関節の「うずき音」確認法(クレピタステスト)

手のひらを膝のお皿(膝蓋骨)に当て、もう一方の手を膝の裏側に添えます。その状態でゆっくりと膝を曲げ伸ばしします。この際、手のひらにゴリゴリ・ジャリジャリとした振動や音(クレピタス)を感じた場合は、関節面の軟骨に摩耗が生じている可能性があります。痛みを強くさせないよう、無理に動かさないことが大切です。

チェック2:膝の腫れ確認法(バルジサイン)

膝を伸ばした状態で、膝のお皿の内側(親指側)を手のひらで下から上に向かってこするようにさすります(2〜3回)。次に、膝のお皿の外側を上から下に押します。このとき、お皿の内側に波打つような膨らみが現れた場合は関節内に液体が溜まっている可能性があり(バルジサイン陽性)、炎症が活発な状態と考えられます。ただし、このチェックはあくまで参考であり、確定診断は医療機関でのX線検査や超音波検査が必要です。


旅行後の膝に試したいセルフケア3選

1. 大腿四頭筋の等尺性収縮トレーニング(関節を動かさずに筋肉を鍛える)

関節への刺激を最小限に抑えながら膝周囲の筋力を高める方法で、炎症がある時期でも取り組みやすいとされています。

やり方

  1. 床またはベッドの上で両脚を伸ばして座ります。
  2. 片方の膝の裏にタオルを丸めて置き、膝が軽く曲がる状態にします。
  3. そのタオルを押しつぶすように太ももに力を入れ、5秒間保持します。
  4. ゆっくり力を抜いて2秒休みます。

回数・頻度:左右それぞれ10回を1セットとし、1日2〜3セットを目安にしてください。痛みが増す場合はすぐに中止してください。


2. 股関節外転ストレッチ(横臥位・膝への直接負担ゼロで行う)

膝の内側への負担は、股関節周囲の筋肉(特に中殿筋・小殿筋)の弱化と関係しています。股関節の外側を柔軟にすることで、歩行時に膝の内側にかかる過剰な負荷を軽減する効果が期待できます。

やり方

  1. 横向きに寝て、下の脚を軽く曲げて体を安定させます。
  2. 上側の脚を伸ばしたまま、ゆっくりと天井方向に約30〜45度持ち上げます。
  3. 最高点で2秒キープしてからゆっくりおろします。

回数・頻度:左右それぞれ15回を1セット、1日2回(朝と夜)を目安にしてください。膝ではなくお尻・太ももの外側に効いている感覚がポイントです。


3. 冷却と挙上によるアイシングケア(腫れが強い旅行直後)

旅行直後に膝の腫れ・熱感が強い場合は、まず炎症を抑えることを優先します。いわゆる「RICE処置」のうち、自宅で実践しやすい冷却(Ice)と挙上(Elevation)の組み合わせが有効です。

やり方

  1. 保冷剤または氷を袋に入れてタオルで包み、膝に当てます(直接当てると凍傷の恐れがあります)。
  2. 仰向けになり、膝の下にクッションや丸めた毛布を置いて心臓より高い位置に足を上げます。
  3. 15〜20分を1セットとし、1〜2時間おきに繰り返します。

頻度:腫れ・熱感が続く間は1日3〜4回を目安に行い、熱感が引いたら中止してください。腫れが強く1週間以上続く場合は医療機関を受診してください。


旅行後の膝に絶対してはいけないこと

1. 痛みを無視して「慣らし歩き」を続ける

変形性膝関節症の腫れや痛みがある状態で歩行を続けると、関節内で炎症反応が増幅します。軟骨は一度傷つくと再生しにくいため、「痛みが引いたら動けるようになる」という判断は悪化を招きます。旅行後は少なくとも2〜3日間は安静を優先してください。

2. 膝を温めながらマッサージを強くもむ

腫れや熱感が残っているうちに患部を温めたり強い圧をかけると、血流が増加して炎症がさらに強まる可能性があります。「温めた方が楽になる」と感じやすいのは初動の筋緊張が緩むためですが、根本の炎症は悪化していることがあります。熱感がある急性期は冷却が基本です。

3. 市販のサポーターを常時使い続けることによる筋力低下

サポーターは膝の安定を補助する有効な道具ですが、長期間にわたって常時装着すると大腿四頭筋などの膝周囲の筋力が衰え、サポーターなしでは動けない状態になるリスクがあります。サポーターはあくまで「補助具」として、外出時や運動時などに限定して使用することが推奨されます。


こんな症状があったらすぐに受診を|医療機関(整形外科)を優先するサイン

以下に当てはまる場合は、セルフケアよりも先に整形外科を受診することを強くお勧めします。

受診を急ぐべきサイン 考えられる理由
膝が急激に腫れ上がり、発熱(37.5度以上)を伴う 感染性関節炎・敗血症性関節炎の可能性があり、緊急処置が必要
安静にしていても1週間以上痛みが続く 関節内の損傷が深刻、または他の疾患(痛風・関節リウマチなど)の疑い
膝に体重をかけると崩れるような不安定感がある 靭帯・半月板の急性損傷の可能性
脚全体のしびれ・脱力感を伴う 腰椎からの神経圧迫(脊柱管狭窄症など)が合併している疑い
膝の変形が急速に進んでいる 早期のX線・MRI検査による評価が必要
こんな症状があったらすぐに受診を|医療機関(整形外科)を優先するサインの一覧表。膝が急激に腫れ上がり、発熱(37.5度以上)を伴う、安静にしていても1週間以上痛みが続く、膝に体重をかけると崩れるような不安定感がある、脚全体のしびれ・脱力感を伴う、膝の変形が急速に進んでいるの5パターンについて、考えられる理由をまとめた図。
こんな症状があったらすぐに受診を|医療機関(整形外科)を優先するサイン

整形外科ではX線(レントゲン)やMRI検査により、軟骨の残存量・骨変形の程度・関節内の液貯留などを客観的に評価できます。「念のため診てもらう」という判断は決して遅くありません。


よくある質問

変形性膝関節症は何科を受診すればよいですか?

まずは整形外科の受診をお勧めします。整形外科ではX線検査や超音波検査により軟骨の状態を正確に評価でき、必要に応じて注射(ヒアルロン酸・ステロイド)やリハビリの処方も受けられます。整骨院・整体院は検査・診断や注射は行えませんが、筋力のアンバランスや姿勢・歩き方の改善など、日常生活での再発を防ぐアプローチを組み合わせることで、医療機関の治療を補完する役割が期待できます。

温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?

腫れ・熱感がある急性期(特に旅行直後)は冷却が適しています。炎症によって関節内の温度が上昇しているため、冷やすことで血管収縮・炎症抑制の効果が期待できます。一方、腫れや熱感が落ち着いた慢性期には、温めることで血行を促進し筋肉の緊張をほぐす効果が期待できます。判断に迷う場合は、「熱や腫れがあれば冷やす、慢性的なこわばりには温める」を目安にしてください。

変形性膝関節症を放置するとどうなりますか?

軟骨は血管がないため自然には再生されにくく、放置すると摩耗が進んで骨変形が広がり、最終的には人工関節置換術が必要になるケースがあります。日本整形外科学会の診療ガイドラインでも、早期からの運動療法・体重管理が進行抑制に有効とされており、症状が軽いうちから対処を始めることが重要です。「痛みが引いたからもう大丈夫」と判断して放置するのではなく、継続的なケアと定期的な確認を続けることが大切です。


旅行後の膝の痛みや腫れは、変形性膝関節症が「声を上げ始めたサイン」かもしれません。セルフケアで症状の軽減を目指しながら、改善が見られない場合や症状が強い場合は、田主丸整骨院整体院にお気軽にご相談ください。久留米市・朝倉市比良松など広い地域からご来院いただいており、一人ひとりの状態に合わせたサポートをご提案いたします。


施術を受けた方の感想レビュー

10年以上ひざが痛く、整形外科で定期的に注射をしてもらっていたのですが、良くなりませんでした。ところが、こちらで神経系ストレッチの施術を受けたところ、痛みや腫れがなくなり、階段の昇り降りも楽になりました。問診も丁寧で、施術中も詳しく説明してくださるので、安心して受けることができます。

ss様

当院より:長年の膝の痛みが改善されたとのお声をいただき、大変嬉しく思います。変形性膝関節症は、軟骨のすり減りや膝周辺の筋肉・神経の緊張が重なることで痛みや腫れが生じやすく、注射などで一時的に楽になっても根本からのアプローチが大切です。当院では神経系へのアプローチを含む施術で、痛みの原因をしっかり見極めながら一人ひとりに合った治療を心がけております。階段の昇り降りなど日常動作でお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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