2026/08/03 (更新日:2026/08/03)
編み物中に悪化する肩こり|福岡県朝倉市比良松からも来院|田主丸整骨院整体院
編み物や裁縫といった手作業をしていると、気づけば肩がガチガチに固まっている——そんな経験をお持ちの方は少なくありません。手作業中の肩こりは「集中しているから仕方ない」と見過ごされがちですが、放置すると慢性化し、日常生活にも支障をきたすことがあります。この記事では、編み物などの手作業で悪化する肩こりの原因から、首・肩の緊張をほぐすセルフケアまで、具体的にお伝えします。久留米・朝倉エリアでお悩みの方にも参考にしていただける内容です。
編み物中に肩こりが悪化する仕組み
編み物による肩こりの主な原因は、長時間にわたる「静的な筋収縮」と「前傾姿勢の固定」です。動かしているようで、実は首・肩まわりの筋肉を同じ状態で収縮させ続けているのが問題です。
編み物は手先を細かく動かす作業ですが、視線は手元に落ち、顎が前に出て頭が前方へ傾いた姿勢(いわゆるヘッドフォワードポスチャー)になりやすい動作です。頭部の重さは約5〜6kgといわれますが、頸部が15度前傾するだけで首・肩にかかる負担は約2倍に増加するとされています(日本整形外科学会の情報でも、姿勢と頸部負荷の関係は指摘されています)。
さらに編み物特有の問題として、次の3点が挙げられます。
- 腕・肘の位置が固定される: 棒針やかぎ針を持つ腕を体の前で保持するため、僧帽筋(そうぼうきん=首から肩・背中上部にかけて広がる大きな筋肉)と菱形筋(りょうけいきん=肩甲骨を脊椎に引き寄せる筋肉)が持続的に緊張します。
- 呼吸が浅くなる: 作業に集中すると胸郭(きょうかく=胸部の骨格)の動きが小さくなり、首の補助呼吸筋が緊張しやすくなります。
- 1〜2時間以上の継続: 筋肉内の血流が低下し、乳酸などの疲労物質が蓄積することで、痛みや重だるさが生じます。

症状の出方で原因を見分ける
肩こりといっても、症状が出やすい時間帯・動作・部位によって、背景にある状態は異なります。自分の症状がどのパターンに当てはまるか確認してみてください。
| 症状のパターン | 考えられる状態 | なぜそうなるか |
|---|---|---|
| 編み物を始めてすぐ(30分以内)に重くなる | もともと筋肉の緊張が高い慢性型 | 日常的な姿勢不良で僧帽筋がすでに疲弊しているため |
| 1〜2時間作業後に首の後ろ〜後頭部が痛くなる | 筋疲労による緊張型頭痛の合併 | 後頭部の筋肉(後頭下筋群)が持続収縮し、頭皮への血流が低下するため |
| 夕方〜夜間に肩の重さが強くなる | 日中の疲労蓄積型 | 重力に抗して姿勢を保つ抗重力筋が1日を通じて疲れるため |
| 朝起きたときに首・肩がこわばっている | 睡眠中の姿勢問題、または炎症の可能性 | 夜間は筋肉への血流が減少し、枕の高さや寝姿勢が悪いと回復が不十分になる。炎症があると夜間〜朝に症状が出やすい特徴がある |
| 片側だけに症状が偏る | 利き手・利き腕の偏った使い方、または頸椎(けいつい=首の骨)の問題 | 一方の腕への負荷集中、または頸椎の椎間板(ついかんばん)や神経根への圧迫が関与している可能性 |
| 指先のしびれや腕のだるさも伴う | 頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)の疑い | 神経が物理的に圧迫されているため。整形外科での画像検査が必要 |

朝のこわばりが30分以上続く、または安静にしていても痛みが引かない場合は、単純な筋疲労ではなく炎症や関節の問題が関与している可能性があります。早めに医療機関を受診することをお勧めします。
自分でできるセルフチェック
チェック1: 肩甲骨の可動域テスト
肩甲骨まわりの筋肉の緊張度合いを確認する方法です。
- 椅子に座り、背筋を伸ばして正面を向きます。
- 両腕を体の横にだらんと下ろした状態から、肘を曲げずに両腕を後ろへ引きながら、左右の肩甲骨を背骨に向けて寄せます。
- 肩甲骨の内側の縁(背骨側のライン)が、背骨から指3本分(約5cm)の距離まで近づくかどうかを確認します。
判定の目安: 肩甲骨が5cm以内まで寄せられない、または寄せようとすると首や肩に強い痛み・つっぱりを感じる場合は、僧帽筋・菱形筋の過緊張や肩甲胸郭関節の可動域低下が疑われます。
チェック2: スパーリングテスト(簡易版)
頸椎への神経圧迫を確認する検査で、しびれや腕への放散痛がある方に参考になります。
- 椅子に座り、症状のある側に頭を傾けます(例: 右肩のしびれなら右へ傾ける)。
- 傾けた状態のまま、頭の上から自分の手で軽く頭を押さえます(強く押さない)。
- その際、腕や指先にしびれ・痛みが走るかどうかを確認します。
判定の目安: 頭を傾けて軽く圧をかけたときに、腕や指へのしびれや電気が走るような感覚が出た場合は、頸椎の神経根圧迫の可能性があります。このチェックで陽性となった場合は、セルフケアよりも整形外科での画像診断(レントゲン・MRIなど)を優先してください。
編み物による肩こりに効くセルフケア3つ
肩こりのセルフケアは、ストレッチ・呼吸改善・姿勢のリセットを組み合わせるとより効果が期待できます。以下の3つを実践してみてください。
1. 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)のリリース
胸鎖乳突筋は耳の後ろから鎖骨にかけて走る筋肉で、前傾姿勢の長時間作業で硬くなりやすい部位です。
- 椅子に座り、右手を左鎖骨の上に軽く当てます。
- 顎をわずかに引いた状態から、頭をゆっくり右斜め上(天井の右上角を見るイメージ)に向けます。
- 左の首筋が伸びているのを感じながら、20〜30秒キープします。
- ゆっくり正面に戻し、反対側も同様に行います。
- 左右各20〜30秒を1セットとして、1日3回行います。
息を止めないよう注意し、伸ばしている側に痛みやしびれが出る場合はすぐに中止してください。
2. タオルを使った肩甲骨の引き寄せトレーニング
菱形筋と中部僧帽筋を活性化させ、前傾姿勢によって弱化した背面の筋肉を強化するアプローチです。
- バスタオルを縦に二つ折りにして、両端を両手で握ります(肩幅程度の間隔で持つ)。
- 椅子に座り、タオルを体の前で胸の高さに持ちます。
- 肘を曲げながらタオルを胸に引き寄せ、左右の肩甲骨を背骨に向けてぎゅっと寄せます。
- 2秒キープしてから、ゆっくり元の位置に戻します。
- これを15回×2セット、1日2回(朝・夕)行います。
引き寄せるときは肩が上がらないように意識してください。首に力が入る場合は少し回数を減らして、正確なフォームを優先します。
3. 4-7-8呼吸法による自律神経のリセット
長時間の集中作業では呼吸が浅くなり、自律神経(自分の意思とは無関係に体の機能を調節する神経)の交感神経優位な状態が続きます。意識的な深呼吸は首まわりの補助呼吸筋の緊張を緩めるのに役立ちます。
- 椅子の背もたれに浅めに座り、骨盤を立てて背筋を伸ばします。
- 口から息を完全に吐ききります。
- 鼻から4秒かけてゆっくり吸います(お腹が膨らむ腹式呼吸を意識する)。
- そのまま7秒、息を止めます。
- 口から8秒かけてゆっくり吐き出します。
- これを1回として、1日2〜3回(作業の合間ごと)行います。
呼吸を止める工程が難しい場合は、吐く時間を長くする(吸う:吐く=1:2)だけでも自律神経への効果が期待できます。
やってはいけないこと
1. 痛みを我慢して編み物を続ける
肩や首に重さや痛みを感じている状態で作業を続けると、筋肉の虚血(きょけつ=血流不足)が進み、疲労物質の蓄積と慢性炎症が同時に起こりやすくなります。少なくとも45〜60分に1回は作業を中断し、5〜10分間体を動かす休憩を入れることが重要です。痛みは「それ以上続けると組織がダメージを受ける」というシグナルです。
2. 痛い部分を強く揉んだり叩いたりする
肩こりの痛みを感じると「強く揉めばほぐれる」と思いがちですが、炎症が生じている筋肉を強く刺激すると、筋繊維の微細損傷を悪化させ、翌日以降に症状が強くなることがあります。特に棒状のグッズで首筋をゴリゴリ押す行為は、頸部の血管や神経を圧迫するリスクがあるため控えてください。
3. 長時間同じ姿勢でスマートフォンを見て「休憩」する
作業の合間にスマートフォンを操作する際も、下を向いた前傾姿勢になるため、首・肩の筋肉への負担は編み物中とほとんど変わりません。「作業の休憩」として体に感じさせるには、一度立ち上がって目線を遠くに向け、首・肩を動かす時間を意識的につくることが必要です。
こんな症状があったら受診を
次のいずれかに当てはまる場合は、セルフケアよりも医療機関(整形外科など)への受診を優先してください。
- 腕や手指のしびれ・脱力感が続いている、または強くなっている
- 片腕が上がらない、握力が極端に低下している
- 頭を後ろに反らすと腕へ電気が走るような痛みがある
- 安静にしていても痛みが引かず、夜間の痛みで眠れない
- 首・肩の痛みとともに発熱がある
- 突然の激しい頭痛・首の硬直を伴う(髄膜炎など重大な疾患の除外が必要)
- セルフケアを2〜3週間継続しても症状が改善しない
上記のような症状は、頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性脊髄症(せきずいしょう)、あるいは内科的な疾患が関与している可能性があります。自己判断での対処を続けず、専門の医師に相談することをお勧めします。
整骨院・整体院でのアプローチは、筋肉や関節の機能回復を目的とした施術が中心になります。医療機関での診断と並行して、または医師の了解を得たうえでご利用されることが安心です。
よくある質問
肩こりは何科を受診すればよいですか?
まずは整形外科を受診することをお勧めします。レントゲンやMRIで頸椎の状態を確認し、神経や骨の問題がないかを確かめることが最初のステップです。筋肉・姿勢由来の肩こりと診断された場合には、整骨院や整体院でのケアも選択肢の一つになります。
市販の湿布や痛み止めは編み物による肩こりに効きますか?
市販の消炎鎮痛湿布(インドメタシンやジクロフェナクを含むもの)や鎮痛薬は、炎症や痛みの軽減に一時的な効果が期待できます。ただし、根本的な原因(姿勢・筋肉の緊張・作業環境)を改善しないと、薬が切れると症状が戻りやすいため、あくまでセルフケアや姿勢改善と併用することが大切です。
肩こりは温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?
慢性的な肩こり(数日以上続いている、じわじわとした重だるさ)の場合は、温めることで血行促進と筋肉の弛緩が期待できるため、温熱療法(蒸しタオル・入浴など)が基本です。一方、作業直後に急に強い痛みや熱感・腫れが出た場合は炎症の可能性があり、その場合は最初の48〜72時間は冷やす(アイシング)ことが適切です。判断に迷う場合は医療機関や整骨院に相談してください。
セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、「自分の状態が心配」と感じる場合は、田主丸整骨院整体院にお気軽にご相談ください。福岡県朝倉市比良松や久留米エリアからもご来院いただいており、お一人おひとりの生活スタイルや症状に合わせたサポートを行っています。
施術を受けた方の感想レビュー
肩こりからくる頭痛が酷く悩んでいたのですが、丁寧なカウンセリングと施術ですごく楽になりました。また肩と首が張っていて首を回すと痛かったのが改善されて嬉しいです。
Y様
当院より:肩こりからくる頭痛でお悩みだったとのこと、施術後にお楽になりいただけて大変嬉しく思います。肩や首のこりが蓄積すると頭痛にまで影響することは多く、根本的な原因にアプローチすることがとても大切です。当院では、お一人おひとりの状態を丁寧にカウンセリングした上で、首・肩周りの筋肉のこりをほぐし、姿勢の改善も含めた施術を心がけております。肩こりや頭痛でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お身体の不調でお悩みなら
腰痛・肩こり・膝の痛みなど、身体の不調は早めのケアが大切です。当院では一人ひとりの症状に合わせた施術で、日常生活の負担軽減をサポートします。
田主丸整骨院
TEL:0943-72-3677
住所:福岡県久留米市田主丸町田主丸937-5
MAP:https://goo.gl/maps/tvtZfe7nzRmMFwTp6
LINEで相談する:https://lin.ee/xeZPoP7

















