2026/08/05 (更新日:2026/08/05)

畑仕事後に腫れる変形性膝関節症|福岡県うきは市吉井町からも来院|田主丸整骨院整体院

施術例・お客様の声

畑仕事のあとに膝が腫れてくる、しゃがむたびにズキズキと痛む——そのような症状は、変形性膝関節症が進行しているサインかもしれません。農作業は中腰・しゃがみ込み・立ち上がりを繰り返す動作が多く、膝関節への累積的な負担が大きい生活習慣の一つです。この記事では、変形性膝関節症の原因から、農作業との関係、セルフチェックの方法、自宅でできるセルフケアまでを順に解説します。

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変形性膝関節症とは何か——膝の腫れが起こる仕組み

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減ることで骨同士が接触し、炎症・変形・痛みを引き起こす疾患です。日本整形外科学会の推計では、国内の患者数は約2,500万人にのぼるとされており、特に60歳以上の女性に多くみられます。

膝関節は大腿骨(太もも側の骨)・脛骨(すね側の骨)・膝蓋骨(お皿の骨)の3つで構成されており、それぞれの接触面を軟骨とわずかな関節液が保護しています。軟骨が損耗すると、クッション機能が失われた状態で骨が摩擦し合い、関節内に炎症が生じます。この炎症が関節液の過剰分泌を引き起こし、いわゆる「膝に水がたまる」という状態、すなわち関節の腫れにつながります。

農作業との関係でいえば、畑仕事では体重の3〜5倍の荷重が膝関節にかかる「しゃがみ込み」姿勢を長時間・繰り返し行います。この積み重ねが軟骨の摩耗を加速させ、変形性膝関節症を発症・悪化させる要因になります。


畑仕事後に腫れる変形性膝関節症|福岡県うきは市吉井町からも来院|田主丸整骨院整体院

農作業後に腫れる理由——時間帯・動作・部位で読み解く症状の見分け方

膝の痛みや腫れは、「いつ・どんな動作で・どこに出るか」によって、その背景にある状態が異なります。以下の表を参考に、ご自身の症状がどのパターンに近いかを確認してみてください。

症状のパターン 考えられる状態・理由
朝起きたときだけ膝がこわばる(30分以内に和らぐ) 変形性膝関節症の初期〜中期。就寝中に関節液の循環が低下し、軟骨周囲の組織がこわばる。動き始めると血流が回復して和らぐ
夕方〜夜に腫れが強くなる 日中の農作業などで炎症が蓄積し、関節液が増加している状態。変形性膝関節症の進行期に多い
夜間、安静にしているときも痛む 関節内の炎症が強い、または骨壊死・痛風など別の疾患の可能性もある。早めに整形外科を受診することが望ましい
歩き始めの数歩だけ痛い(歩き続けると和らぐ) 関節液の潤滑が不足している状態。軽度〜中等度の変形性膝関節症に多い
階段を「降りるとき」だけ強く痛む 下り階段は大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が伸ばされながら力を入れる動作のため、膝蓋骨周囲や関節面への圧力が上り階段の約3倍になる
しゃがみ込みで強く痛む・最後まで曲げられない 関節の内側(内側コンパートメント)の軟骨損耗が進んでいる可能性が高い
片側だけ痛む 利き足・利き側への偏った荷重、O脚変形(内反変形)による内側への集中荷重が主な原因
両側に痛みがある 体重増加・全身的な軟骨変性の進行、または関節リウマチなど全身性疾患の鑑別も必要
農作業後に腫れる理由——時間帯・動作・部位で読み解く症状の見分け方の一覧表。朝起きたときだけ膝がこわばる(30分以内に和らぐ)、夕方〜夜に腫れが強くなる、夜間、安静にしているときも痛む、歩き始めの数歩だけ痛い(歩き続けると和らぐ)、階段を「降りるとき」だけ強く痛む、しゃがみ込みで強く痛む・最後まで曲げられない、片側だけ痛む、両側に痛みがあるの8パターンについて、考えられる状態・理由をまとめた図。
農作業後に腫れる理由——時間帯・動作・部位で読み解く症状の見分け方

朝のこわばりと夕方の腫れはなぜ起こるのか

朝のこわばりは、就寝中に関節内の循環が緩やかになることで、関節包(関節を包む膜)が軽く炎症した状態で固まるために起こります。一方、夕方の腫れは、農作業など日中の反復動作で生じた炎症が関節液の産生を増やした結果です。変形性膝関節症では朝のこわばりが「30分以内」に改善することが多く、関節リウマチ(朝のこわばりが1時間以上続くことが多い)との鑑別の目安になります。


自宅でできるセルフチェック——膝の状態を確認する2つの方法

以下のセルフチェックはあくまでも参考であり、診断の代わりになるものではありません。症状が強い場合は整形外科を受診してください。

チェック1: 膝の腫れ確認(浮き膝テスト)

  1. 椅子に腰かけ、膝をまっすぐ伸ばした状態にします。
  2. 膝のお皿(膝蓋骨)の上方から、手のひらで膝上の軟らかい部分を軽く圧迫します。
  3. もう一方の手の指先でお皿を軽く押してみます。

判定の目安: お皿がプカプカと浮くような感触(膝蓋骨浮動感)があれば、関節内に関節液がたまっている可能性があります。これは「膝蓋骨跳動テスト(ballottement test)」と呼ばれる確認方法です。医療機関では診断補助として用いられます。

チェック2: 内側関節裂隙(かんせつれつげき)の圧痛確認

  1. 椅子に腰かけ、膝を90度に曲げます。
  2. 膝のお皿のすぐ内側のくぼみ(内側関節裂隙)を親指で押してみます(膝の内側の、骨と骨の隙間にあたる部分です)。

判定の目安: 押したときにズキンとした圧痛があれば、内側の軟骨損耗が進んでいる可能性があります。変形性膝関節症では内側の関節裂隙が狭くなることが多く、この部位に圧痛が出やすい特徴があります。


自宅でできるセルフケア——膝の腫れと痛みの軽減を目指すアプローチ

セルフケアは症状の完治を保証するものではありませんが、継続することで日常生活への支障を軽減することが期待できます。

1. 大腿四頭筋の等尺性収縮トレーニング(膝を動かさない筋トレ)

大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)を強化することは、膝関節の安定性を高め、関節への荷重を分散させるうえで有効とされています。日本整形外科学会のガイドラインでも、変形性膝関節症に対する運動療法の柱として推奨されています。

やり方:

  1. 床またはベッドに脚を伸ばして座ります。
  2. タオルを丸めて膝の下に置き(膝を5〜10度軽く曲げた状態にする)、膝の裏でタオルをぐっと押しつぶすように太もも前面に力を入れます。
  3. 5秒間キープし、ゆっくり力を抜きます。
  4. 左右各10回を1セットとし、1日2〜3セット行います。

膝を大きく曲げる必要がないため、腫れや痛みがある急性期でも取り組みやすいトレーニングです。

2. ふくらはぎのポンプ作用を活かすストレッチ

農作業後に膝が腫れる原因の一つに、下肢の静脈還流(血液が心臓に戻る流れ)の低下があります。ふくらはぎを動かすことで、いわゆる「第二の心臓」としてのポンプ作用が働き、膝周囲のうっ血を軽減することが期待できます。

やり方(アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ):

  1. 壁に両手をつき、片足を後ろに引いてかかとをしっかり床につけます。
  2. 後ろ足の膝をまっすぐ伸ばしたまま、前足の膝をゆっくり曲げ、ふくらはぎの奥(ヒラメ筋)が伸びているのを感じます。
  3. 20〜30秒キープし、左右を替えます。
  4. 1日3回(農作業後・就寝前・起床後)を目安に行います。

3. 膝周囲の保温と適切なアイシングの使い分け

農作業後に炎症が強く、熱感・腫れが出ているときはアイシングが有効です。一方、慢性的な鈍い痛みや朝のこわばりには保温が適しています。

アイシングのやり方:

  • 氷嚢(またはビニール袋に氷と少量の水を入れたもの)にタオルを巻き、膝に当てます。
  • 1回15〜20分、1日2〜3回まで。
  • 農作業を終えてから1〜2時間以内に行うと効果的です。
  • 皮膚が赤くなったり感覚が鈍くなったりした場合は直ちに外してください。

保温のやり方:

  • 朝起きてこわばりが強いときや、農作業の前後で熱感がないときは、温熱タオルや膝用サポーターで保温します。
  • 温める時間は1回10〜15分を目安にします。

やってはいけないこと——膝の腫れを悪化させる行動

1. 腫れているのにそのまま農作業を続ける

膝に熱感・腫れがある状態は、関節内で炎症が起きているサインです。その状態でしゃがみ込みや立ち上がりを繰り返すと、すでに傷んだ軟骨にさらに機械的な刺激が加わり、炎症が増悪する可能性があります。腫れが引くまでは農作業を休むか、膝への負担を最小限にする作業に切り替えてください。

2. 痛みをかばって片側に体重をかけ続ける

痛みのある足をかばうために反対側の足や腰に体重が偏ると、健側の膝・股関節・腰椎に過剰な負担がかかり、二次的な痛みを生じさせることがあります。また、かばい歩きは大腿四頭筋の廃用(使わないことによる筋力低下)を加速させ、膝関節の安定性をさらに損ないます。痛みが強い場合は、T字杖などの補助具の使用も選択肢の一つです。

3. 自己判断で長期間、強い痛み止めを服用し続ける

市販の鎮痛剤(NSAIDs系など)は炎症の一時的な緩和に役立ちますが、痛みが取れたことで膝の状態が改善したと誤解し、無理な動作を続けてしまう危険があります。また、長期にわたる服用は胃腸・腎臓への副作用リスクもあります。2週間程度服用しても改善しない場合は、必ず医療機関を受診してください。


こんな症状があれば早めに整形外科へ——受診の目安

以下のサインがある場合は、セルフケアより先に整形外科の受診を優先してください。

  • 強い熱感・発赤を伴う腫れが急に出現した: 感染性関節炎や痛風発作の可能性があります。
  • 発熱(37.5度以上)を伴う膝の腫れ: 細菌性の関節炎など感染症が疑われます。
  • 安静にしていても夜間痛が続く、眠れない: 炎症が高度に進行しているか、他の疾患が潜んでいる可能性があります。
  • 膝が突然ガクッと崩れる(ロッキング): 軟骨片や半月板断裂の関与が考えられます。
  • 関節が曲げ伸ばしできず固まった状態になった: 早急な処置が必要なケースがあります。
  • 下肢に強い脱力感・しびれが出てきた: 神経への関与が疑われます。
  • ぶつけた記憶がないのに大きく腫れ上がった: 骨折や靭帯損傷との鑑別が必要です。

整形外科ではX線撮影(軟骨の摩耗度・関節裂隙の狭小化の確認)やMRI検査(半月板・靭帯の状態確認)、関節液の吸引・注射(ヒアルロン酸注射など)といった治療が受けられます。


よくある質問

膝の腫れは何科を受診すればよいですか?

まずは整形外科を受診されることをお勧めします。整形外科ではX線撮影による骨・軟骨の状態確認や、関節液の検査による炎症の種類の鑑別(痛風・感染など)が可能です。整骨院・整体院では骨折や感染などの医学的診断は行えないため、原因が不明な腫れや急性の症状がある場合は、まず医療機関の受診を優先してください。

温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?

農作業後など腫れ・熱感がある急性期はアイシング(冷却)、熱感がなく慢性的な鈍い痛みやこわばりには保温が適しています。迷ったときは患部に手を当てて、周囲より熱く感じれば冷やす、そうでなければ温めるという判断が目安になります。急性と慢性が混在している場合は、医療機関や当院でご相談ください。

変形性膝関節症を放置するとどうなりますか?

軟骨は一度すり減ると自然に再生することはほとんどなく、放置すれば摩耗が進行します。日本整形外科学会によれば、進行すると関節の変形(O脚の強まりなど)が固定化し、歩行困難になるケースもあります。また、痛みをかばう姿勢が股関節・腰椎への二次的な負担を生み出します。早期に適切なケアを開始するほど、日常生活への影響を抑えやすくなります。


畑仕事のあとに膝が腫れる症状は、変形性膝関節症の典型的なサインの一つです。セルフケアを続けながら農作業の方法(姿勢・作業時間・休憩頻度)を見直すことが、症状の軽減を目指すうえで重要です。セルフケアを2〜3週間続けても改善が感じられない場合、または症状が強まっている場合は、ぜひ田主丸整骨院整体院にご相談ください。


施術を受けた方の感想レビュー

10年以上ひざが痛く、整形外科で定期的に注射をしてもらっていたのですが、良くなりませんでした。ところが、こちらで神経系ストレッチの施術を受けたところ、痛みや腫れがなくなり、階段の昇り降りも楽になりました。問診も丁寧で、施術中も詳しく説明してくださるので、安心して受けることができます。

ss様

当院より:10年以上にわたる膝の痛みが改善されたとのお声をいただき、大変嬉しく思います。変形性膝関節症は長年かけて進行することが多く、「もう治らないかも」と諦めてしまわれる方も少なくありません。当院では神経系へのアプローチを含む施術により、痛みや腫れの根本的な改善を目指しておりますので、階段の昇り降りなど日常動作のつらさでお悩みの方もぜひ一度ご相談ください。これからも丁寧な問診と説明を心がけ、安心して通っていただける環境づくりに努めてまいります。

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