2026/08/29 (更新日:2026/08/29)
介護作業中に増す腰痛|福岡県朝倉市比良松からも来院|田主丸整骨院整体院
介護の現場では、腰痛を抱えながら働き続けている方が非常に多くいらっしゃいます。厚生労働省の調査によると、介護・看護職における腰痛の発生率は他職種と比較して高い水準にあり、職業病ともいえる状態になっています。この記事では、前かがみ姿勢や移乗介助による介護疲れが引き起こす腰痛の仕組みから、ご自身でできるセルフケア、そして受診の目安まで順を追って解説します。福岡県朝倉市比良松をはじめ、久留米・田主丸周辺からも多くのご相談をいただいている症状ですので、ぜひ参考にしてください。
介護の動作が腰にかける負担|なぜ前かがみ姿勢が腰痛を引き起こすのか
介護作業で腰痛が起きやすい最大の理由は、前かがみ姿勢を繰り返すことで腰椎(腰の骨)と周囲の筋肉・椎間板に過剰な圧力がかかり続けるためです。
人が直立した状態での腰椎への負荷を「1」とすると、前かがみになっただけで約1.5倍、さらに重い対象物を抱えながら前かがみになると2倍以上の圧力がかかるとされています(スウェーデンの整形外科医ナッケムソンによる腰椎内圧の研究が広く参照されています)。
介護の現場ではこれが1日に何十回も繰り返されます。具体的には以下のような動作が腰への負荷を蓄積させます。
- 移乗介助(ベッドから車椅子への移動): 体重のある方を前かがみで抱え上げるため、椎間板への圧力が集中する
- 入浴介助: 浴槽の縁に前かがみで手を伸ばす姿勢が長時間続く
- オムツ交換・更衣介助: 低い位置での作業で腰を曲げたまま腕を動かす
- 歩行介助: やや前傾姿勢のまま横に寄り添い続けるため、非対称な負荷がかかる
これらの動作で特に影響を受けやすいのが、椎間板(背骨のクッション役を果たす軟骨組織)と腰方形筋・多裂筋などの深部の筋肉です。椎間板は血管が通っておらず、一度損傷すると修復に時間がかかることが日本整形外科学会のガイドラインでも指摘されています。

痛みの出方で原因を絞る|時間帯・動作・部位による見分け方
腰痛の原因は痛みのパターンによってある程度推測できます。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
| 症状のパターン | 考えられる状態 | なぜその時・その動作で起きるか |
|---|---|---|
| 朝起き上がるときだけ強く痛む | 筋・筋膜性腰痛、または椎間板の変性 | 就寝中は椎間板が水分を吸収して膨らみ、朝は内圧が高い状態になるため |
| 夕方になると重だるさが増す | 筋疲労の蓄積、腰部の姿勢筋の疲弊 | 介護作業で酷使した筋肉が夕方に向けて疲労物質を蓄積するため |
| 前かがみになると強くなる | 椎間板ヘルニアの可能性 | 前屈で椎間板後方への圧力が増し、神経を刺激しやすくなるため |
| 後ろに反ると強くなる | 腰部脊柱管狭窄症、または椎間関節症 | 後屈で椎間板後方スペースが狭くなり、神経孔が閉まるため |
| 片側だけ痛み、お尻や脚にも広がる | 椎間板ヘルニアまたは梨状筋症候群 | 特定の神経根(坐骨神経など)が片側で圧迫されているため |
| 両側に重だるさがあり歩くと悪化する | 腰部脊柱管狭窄症 | 歩行で腰が伸展位(後ろ反り)になり、狭窄が強まるため |
| 安静にしていても夜間に痛む | 炎症性疾患や稀に脊椎腫瘍の可能性 | 機械的な負荷とは無関係に持続する場合は内科的原因を考慮する必要がある |

介護疲れからくる腰痛の多くは「前かがみで悪化・夕方に強くなる・両側の重だるさ」のパターンに当てはまります。ただし、片側だけへの放散痛(足や臀部への広がる痛み)があるときは神経への影響が疑われます。
セルフチェック|自分の腰痛の状態を確認する方法
腰痛の背景にある状態を自分でおおまかに確認できる方法を2つ紹介します。あくまで参考の目安であり、確定診断は医療機関で行います。
チェック1:前屈テスト(腰椎前屈による誘発確認)
手順
- 立った状態から、ゆっくりと前に体を傾けます(膝は伸ばしたまま)
- 腰・臀部・太もも裏にかけて痛みやしびれが再現されるかを確認します
- 次に、ゆっくり後ろに反らしてみます
判定の目安
- 前屈で腰から脚にかけて痛み・しびれが広がる場合 → 椎間板への負荷が問題になっている可能性があります
- 後屈で腰の奥に痛みが集中する場合 → 椎間関節や脊柱管の問題が考えられます
- どちらでも再現しない場合 → 筋疲労性の腰痛の可能性が高いとされます
チェック2:下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)
手順
- 床またはベッドに仰向けになります
- 膝を伸ばしたまま、片脚をゆっくりと持ち上げます(もう片脚は伸ばしたまま)
- 痛みやしびれが出始めた角度を確認します。左右それぞれ行います
判定の目安
- 脚を約45度以下まで上げた段階で腰から脚にかけてしびれや放散痛が再現される場合 → 坐骨神経への刺激が関係している可能性があります(椎間板ヘルニアを疑う検査として整形外科でも使用されます)
- 60〜70度以上まで問題なく上がる場合 → 神経への直接圧迫は少ない可能性があります
自宅でできるセルフケア|介護疲れの腰痛を和らげるアプローチ
完全な解消を保証するものではありませんが、以下の方法を継続することで症状の軽減が期待できます。
セルフケア1:腸腰筋のストレッチ(前かがみ姿勢で縮んだ筋肉をほぐす)
介護の前かがみ姿勢が続くと、股関節の前面にある腸腰筋(ちょうようきん:骨盤と大腿骨をつなぐ深層筋)が縮んだまま固まり、骨盤が前傾して腰への負担が増します。
やり方
- 床に片膝をついた「ランジ」の姿勢をとります(右膝を後ろに、左脚を前に)
- 骨盤を前に押し出すように重心をゆっくり移し、右の股関節前面が伸びるのを感じます
- 背筋はまっすぐのまま、20〜30秒キープします
- 左右を入れ替えて同様に行います
頻度: 1日3回、左右それぞれ20〜30秒を目安に行います。腰が反れないように注意してください。
セルフケア2:ドローインによるインナーマッスルの活性化
前かがみ作業を繰り返すと、腰椎を安定させる腹横筋(ふくおうきん:お腹の最深層にある筋肉)が機能しにくくなります。ドローインはその筋肉を目覚めさせるシンプルな方法です。
やり方
- 仰向けに寝て膝を立てます(または椅子に座った状態でも可)
- 息を口からゆっくり吐きながら、お腹をへそを背中側に引き寄せるようなイメージで凹ませます
- そのまま腹圧を保ちつつ、自然な呼吸を5〜8秒続けます(息を止めないことがポイントです)
- 力を緩め、10秒休んでから繰り返します
頻度: 1セット10回を、1日3セット行います。テレビを見ながらでも実践しやすい方法です。
セルフケア3:骨盤を立てた座り方の習慣化
介護の合間の座り方を変えるだけでも、腰椎への蓄積負荷を大きく変えられます。
やり方
- 椅子に座るとき、お尻を椅子の奥までしっかり入れます
- 坐骨(お尻の骨の一番下の部分)が椅子の座面に当たっているのを感じながら、背筋を自然に伸ばします
- 足裏全体が床につく高さに椅子を調整します(膝が90度前後になるのが目安)
- 休憩時間のたびに意識的にこの姿勢を取り直します
頻度: 座るたびに確認する習慣をつけます。特に1時間以上連続して座る場合は、30分ごとに立ち上がって腰を軽く動かすことをおすすめします。
やってはいけないこと|悪化させる行動と理由
腰痛があるときに無意識にやってしまいがちな行動を3つ挙げます。
1. 痛みを我慢して介護を続ける
痛みは組織の損傷や過負荷のサインです。炎症が起きている状態でさらに同じ動作を続けると、椎間板や筋肉の損傷が深まり、慢性化するリスクが高まります。可能な範囲で業務を調整したり、他のスタッフや家族と分担することを検討してください。
2. 急に思いっきりひねる・反らす
「ポキッと鳴らせば楽になる」という感覚で腰を急激に回旋させたり、無理に反らしたりするのは危険です。すでに負荷がかかっている椎間板や椎間関節に瞬間的な強い圧力が加わり、ヘルニアの悪化や関節の損傷につながるおそれがあります。
3. 急性期(痛みが強い最初の数日間)に長時間の入浴や温湿布を使う
痛みが急に強くなった場合や炎症の初期段階では、患部に熱がこもっていることが多く、温めることで血流が増して腫脹(はれ)や痛みが強まるケースがあります。発症から48〜72時間以内は冷却(アイシング)が基本とされています。慢性的な重だるさには温めることが有効ですが、急性期との区別が大切です。
受診の目安|こんな症状があれば早めに医療機関へ
以下に該当する場合は、整骨院でのセルフケアや施術を優先するのではなく、まず整形外科や内科など医療機関への受診を優先してください。
- 足の脱力・麻痺: 足に力が入らない、階段を降りるときに膝が折れるような感覚がある
- 排尿・排便の異常: 急に尿が出にくくなった、または尿意・便意を感じにくくなった(馬尾神経症候群の可能性があり、緊急性が高い)
- 安静にしても痛みが改善しない: 横になっても、あるいは夜間に寝ているときも継続して強い痛みがある
- 発熱を伴う腰痛: 38度以上の発熱と腰痛が同時にある場合(感染性脊椎炎などを除外する必要がある)
- 突然の激しい発症: 特にきっかけなく突然強烈な腰痛が起きた場合(大動脈解離などの内臓由来の可能性がある)
- しびれや痛みの範囲が急に広がった: 片足全体や両足にわたってしびれが広がってきた場合
日本整形外科学会は、上記のような「危険なサイン(レッドフラグ)」を伴う腰痛については、速やかに医師の診察を受けることを推奨しています。
よくある質問
腰痛で受診するなら何科がよいですか?
まずは整形外科の受診をおすすめします。レントゲンやMRIで椎間板・骨・神経の状態を画像で確認でき、原因が明確になります。原因が特定された後、症状の維持・改善のために整骨院で施術やリハビリを並行して受けるという流れが一般的です。
市販の湿布や痛み止めは介護腰痛に効きますか?
一定の効果が期待できます。市販の消炎鎮痛剤(ロキソプロフェン配合など)を含む湿布や内服薬は、炎症による痛みの軽減に役立つ場合があります。ただし、あくまで一時的な対処であり、根本的な原因(姿勢・筋力不足・動作パターン)へのアプローチなしでは再発を繰り返す可能性があります。使用が1〜2週間以上続く場合は医療機関に相談することをおすすめします。
介護での腰痛はどのくらいで改善が見込めますか?
筋疲労が主な原因の急性腰痛であれば、適切な安静とケアで2〜4週間で症状が軽減するケースが多いとされています。一方、椎間板や神経に関わる場合は数か月単位のケアが必要になることもあります。重要なのは「痛みが引いたら終わり」ではなく、再発を防ぐための姿勢改善・筋力強化を継続することです。
腰痛は放置すると慢性化しやすく、介護の質そのものにも影響を及ぼします。ご紹介したセルフケアを試しても改善の手応えが感じられない場合や、症状が繰り返す場合は、ぜひ田主丸整骨院整体院にご相談ください。福岡県朝倉市比良松や久留米・田主丸周辺から通院されている方も多く、介護従事者の方の腰痛対応にも取り組んでいます。
施術を受けた方の感想レビュー
椎間板ヘルニアで休業中に数年前に通っていた整骨院を思い出して通院しました。症状としては寝ている時以外、座っている時も立ち上がり時も太ももの裏が筋肉がちぎりとられるような痛みに襲われ、辛い毎日でした。田主丸整骨院に通い始めて、院長先生の丁寧な施術や特別な電圧治療器のおかげで、車に痛みで15分も乗っていられなかったのが、いまでは乗り降りも楽になり、通い始めて1ヶ月後には仕事復帰する事が出来ました。腰痛で悩んでいらっしゃる方には是非お勧めします。
林様
当院より:この度は田主丸整骨院をご利用いただき、また温かい口コミをいただきまして誠にありがとうございます。椎間板ヘルニアによる腰や太ももの激しい痛みは、日常生活や仕事に大きな支障をきたしてしまいますよね。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な施術と電気治療を組み合わせることで、根本からの回復をサポートしております。腰痛でお悩みの方は、一人で抱え込まずにぜひお気軽にご相談ください。
腰痛・ギックリ腰に関連する記事
この症状に関連するページ
お身体の不調でお悩みなら
腰痛・肩こり・膝の痛みなど、身体の不調は早めのケアが大切です。当院では一人ひとりの症状に合わせた施術で、日常生活の負担軽減をサポートします。
田主丸整骨院
TEL:0943-72-3677
住所:福岡県久留米市田主丸町田主丸937-5
MAP:https://goo.gl/maps/tvtZfe7nzRmMFwTp6
LINEで相談する:https://lin.ee/xeZPoP7
















