2026/08/29 (更新日:2026/08/29)

夜間に疼く変形性膝関節症|福岡県うきは市吉井町からも来院|田主丸整骨院整体院

施術例・お客様の声

夜間に膝がズキズキと疼いて眠れない、安静にしているのに痛みが引かない——そのような症状に悩まれている方は、変形性膝関節症が進行しているサインである可能性があります。変形性膝関節症は、膝の軟骨が少しずつすり減ることで骨同士が摩擦を起こし、炎症や痛みを生じさせる疾患です。日本整形外科学会の報告によると、国内の患者数は推計2,500万人以上とされており、中高年に非常に多い膝トラブルのひとつです。この記事では、夜間痛を含む症状の特徴、原因、セルフチェック方法、そして日常生活で取り組めるケアまでをわかりやすく解説します。

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変形性膝関節症はなぜ起こるのか

変形性膝関節症の主な原因は、膝関節の軟骨(クッションの役割を果たす組織)の摩耗と、それに伴う骨の変形です。単一の原因ではなく、複数の要因が重なって発症・進行します。

まず大きな要因として挙げられるのが「体重の増加」です。膝関節には歩行時に体重の約3〜4倍の荷重がかかると言われており、体重が5kg増えるだけで膝への負担は15〜20kg分に相当します。そのため、BMI(体格指数)が高い方ほど発症リスクが高くなります。

次に「筋力の低下」です。太ももの前面にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は膝関節を安定させる役割を担っていますが、加齢や運動不足によってこの筋肉が弱くなると、膝関節への直接的な衝撃が増えて軟骨の摩耗が加速します。

また「O脚・X脚などの骨格アライメント(骨の配列)の乱れ」も関係しています。O脚の場合、膝関節の内側に荷重が集中するため、内側の軟骨が先にすり減りやすい構造になっています。

さらに「過去の膝のけがや手術歴」も発症リスクを高めます。半月板(はんげつばん:膝関節のクッション軟骨)の損傷や前十字靱帯損傷などを経験した方は、関節の不安定性が残りやすく、長期的に変形性膝関節症へ移行するケースがあります。

夜間に疼く変形性膝関節症|福岡県うきは市吉井町からも来院|田主丸整骨院整体院

時間帯・動作・部位で分かる症状の見分け方

変形性膝関節症の痛みや膝の違和感は、いつ・どのような状況で出るかによって状態や進行度の目安が異なります。部位と動作を組み合わせて自分の症状と照らし合わせてみてください。

症状の出方 考えられる状態・特徴 なぜその状況で強くなるか
朝起き上がったときだけ痛む(30分以内に和らぐ) 初期〜中期の変形性膝関節症 就寝中に関節液の循環が滞り、炎症によるむくみが関節内に溜まるため。動き始めると循環が促されて軽快しやすい
夕方・夜間に安静にしていても疼く 中期〜進行期 日中の活動で蓄積した炎症物質や関節内の圧力上昇が、夜間の副交感神経優位の時間帯に知覚されやすくなるため。夜間痛は進行のサインとされる
階段を降りるときに強くなる 軟骨の摩耗・膝蓋骨(ひざの皿)周囲の問題 降段時は膝を曲げながら体重を支えるため、膝蓋骨と大腿骨の接触圧が上がりやすく、損傷した軟骨面への刺激が増大する
歩き始めの数歩だけ痛い 初期〜中期、関節液の潤滑不足 安静後に関節液の分布が変化し、最初の数歩で潤滑が整うまで摩擦が生じやすい
長時間の歩行・立ち仕事後に重だるくなる 軟骨消耗の進行、筋疲労 荷重が長時間続くことで炎症性サイトカイン(炎症を引き起こす物質)が産生され、関節周囲の痛みが増強する
片側だけに症状がある O脚など左右非対称な荷重集中 骨格の非対称性や過去のけがにより、片側の軟骨だけが先にすり減るパターンがある
両側に症状がある 全身性の関節疾患、または体重・加齢の影響 体重負荷や加齢による変性は左右ほぼ均等に及ぶことが多く、両膝に症状が出やすい
時間帯・動作・部位で分かる症状の見分け方の一覧表。朝起き上がったときだけ痛む(30分以内に和らぐ)、夕方・夜間に安静にしていても疼く、階段を降りるときに強くなる、歩き始めの数歩だけ痛い、長時間の歩行・立ち仕事後に重だるくなる、片側だけに症状がある、両側に症状があるの7パターンについて、考えられる状態・特徴となぜその状況で強くなるかをまとめた図。
時間帯・動作・部位で分かる症状の見分け方

夜間痛が出ている場合は特に注意が必要です。日本整形外科学会のガイドラインでも、安静時痛や夜間痛は関節内炎症の活動性が高い状態を示している可能性があるとされており、セルフケアだけで対処しようとせず、専門家に相談することが勧められています。

セルフチェック:膝の状態を自分で確認する方法

セルフチェックを行うことで、変形性膝関節症に典型的なサインがあるかを自分でおおまかに確認できます。あくまで目安であり、確定診断は医療機関でのX線検査などが必要です。

チェック1:膝関節の腫れ・熱感の確認

両手で膝全体を包むように触り、左右の膝を比較します。片側の膝が明らかに熱を持っている・腫れて皮膚が張った感じがある場合、関節内に炎症が起きているサインの可能性があります。さらに、膝のお皿(膝蓋骨)の上下の溝の部分を親指と人差し指でそっと圧迫したときに鋭い痛みがある場合も、炎症が疑われます。「左右で膝の温度や大きさが違う」と感じた方は、一度受診を検討してください。

チェック2:膝の可動域チェック(踵臀部距離テスト)

うつ伏せに寝て、かかとをできるだけ太もも(臀部側)に近づけるように膝を曲げます。正常な可動域では膝の曲げ角度が約130〜140度確保できますが、変形性膝関節症が進行すると関節の変形や拘縮(こうしゅく:組織が硬くなって動きが制限された状態)により、かかとが臀部から10cm以上離れてしまうことがあります。これは「踵臀部距離テスト」と呼ばれ、膝関節の屈曲制限の指標として臨床でも用いられます。かかとを引き寄せる際に膝や太もも前面に強い痛みや引っかかり感がある場合も注意が必要です。

日常生活でできるセルフケア

変形性膝関節症の症状の軽減を目指すためには、継続的なセルフケアが大切です。以下に、膝関節の安定と炎症コントロールに役立つ3つのアプローチを紹介します。

水中歩行で膝への負担を減らしながら筋力維持

プールでの水中歩行は、浮力によって膝への荷重が陸上の約10分の1程度に軽減されるため、軟骨への負担を大幅に抑えながら下肢の筋肉を動かすことができます。方法はシンプルで、腰〜胸の深さのプールの中で、背筋を伸ばしてゆっくり前後に歩きます。1回15〜20分を週3回程度続けることで、大腿四頭筋と殿筋群(でんきんぐん:お尻の筋肉)の維持に期待できます。速く歩く必要はなく、足をしっかり持ち上げてゆっくり踏み出すことを意識してください。プールが利用できない場合、椅子に座って両膝を交互にゆっくり伸ばす「シーテッドレッグエクステンション」を1セット15回・1日2回行うことも代替として有効です。

内転筋ストレッチで膝内側の負担を緩和する

O脚傾向のある方は、太ももの内側にある内転筋群(ないてんきんぐん)が硬くなり、膝内側への圧力が偏りやすい状態になっています。床に座り、両足の裏を合わせて「蝶のポーズ」(合蹠〔がっせき〕の姿勢)をとります。背筋を丸めず、骨盤を立てた状態で上体を軽く前傾させ、両膝をゆっくり床方向に押し下げます。この姿勢を20〜30秒キープし、1日3回行います。痛みが強くなる場合は無理に押し下げずに姿勢をとるだけでも構いません。内転筋の柔軟性が高まることで、膝関節内側への荷重の偏りを改善する効果が期待できます。

膝関節の温熱ケアで慢性期の血行を促す

急性の強い炎症(膝が熱を持って腫れている状態)が落ち着いている慢性期には、温めることで血行が改善し、筋肉や靱帯の柔軟性向上が期待できます。市販のホットパック(電子レンジで温めるタイプ)や温かいタオルを膝全体に当て、15〜20分間温めます。入浴後に行うとより効果的です。ただし、膝が熱を持っていたり明らかに腫れている急性炎症期には温めることで炎症が悪化する場合があるため、その際は冷やす(アイシング:15〜20分)を選択してください。

膝の痛みを悪化させる「やってはいけないこと」

症状が出ているときに無意識に行いがちな行動が、変形性膝関節症の悪化につながることがあります。以下の3点に注意してください。

1. 正座・長時間のしゃがみ込みを繰り返す

正座やしゃがみ込みは膝関節の屈曲角度が最大限になる姿勢であり、関節内圧が急激に上昇します。すでに軟骨が薄くなっている状態でこの姿勢を繰り返すと、摩耗が加速するだけでなく、関節液の異常な圧力分布が周囲の組織を刺激し、炎症を悪化させます。

2. 痛みを無視して無理に歩き続ける

「歩いていれば筋肉がつく」と考えて痛みを我慢しながら長時間歩くことは逆効果です。炎症が活発な時期に過度な荷重をかけ続けると、関節内の炎症性サイトカインが増産され、軟骨の破壊が進むことがあります。痛みがある日は歩行距離を意識的に短くし、休息を取り入れることが大切です。

3. 膝だけに湿布を貼って放置する

市販の湿布は表在性(ひょうざいせい:皮膚の表面近く)の炎症や痛みには一定の効果が期待できますが、関節内の炎症そのものや軟骨の摩耗を解決するものではありません。湿布で一時的に痛みが和らいだからといってセルフケアや受診を先送りにすると、その間に変形が進行するリスクがあります。湿布はあくまで補助的な手段として位置づけてください。

このような場合は早めに医療機関へ

以下のサインがある場合は、整骨院ではなく整形外科などの医療機関への受診を優先してください。

  • 膝が大きく腫れて、熱感・発赤(赤み)を伴う状態が数日以上続く
  • 発熱(37.5度以上)が膝の痛みと同時に出ている(感染性関節炎の可能性)
  • 転倒・衝突などの外傷(けが)の後から急に膝が腫れて歩けなくなった
  • 膝の力が突然抜けて体重をかけられない(ロッキング:膝が特定の角度で動かなくなる状態)
  • 安静にしていても夜間の痛みが2週間以上続いて改善する気配がない
  • 片足または両足にしびれ・感覚の低下が広がってきた

上記の症状は、変形性膝関節症以外の疾患(関節リウマチ、偽痛風、半月板損傷、骨壊死など)が隠れている可能性があり、X線や血液検査などによる鑑別が必要です。自己判断でのケアには限界があるため、まず医師の診断を受けることをお勧めします。

よくある質問

変形性膝関節症は何科を受診すればよいですか?

基本的には整形外科への受診が適しています。X線撮影で骨や関節の状態を確認した上で、重症度に合わせた治療方針(投薬・注射・リハビリなど)を提案してもらえます。整形外科での診断後に、補完的なケアとして整骨院を利用される方も多くいらっしゃいます。

市販の湿布や痛み止めは変形性膝関節症に効きますか?

市販の消炎鎮痛剤入り湿布やロキソプロフェンなどの内服薬は、一時的な痛みや炎症を和らげる効果が期待できます。ただし、軟骨のすり減りや関節の変形そのものを改善するものではないため、症状の根本的な改善を目指す場合は専門家への相談が必要です。服用・使用上の注意は各薬の添付文書に従ってください。

変形性膝関節症の膝は温めるのと冷やすのどちらがよいですか?

急性炎症期(膝が熱を持って腫れているとき)は冷やす(15〜20分のアイシング)、慢性期(熱感がなく、慢性的な重だるさや違和感が続くとき)は温めるが基本的な目安です。同じ変形性膝関節症であっても炎症の活動性によって対応が変わりますので、判断が難しい場合は専門家に確認することをお勧めします。


夜間に疼く膝の違和感や変形性膝関節症の症状は、放置しておくと関節の変形が進み、日常生活の質に影響を及ぼす可能性があります。今回ご紹介したセルフチェックやセルフケアをぜひ試していただきながら、症状が改善しない場合や不安を感じる場合は、お気軽に田主丸整骨院整体院にご相談ください。


施術を受けた方の感想レビュー

10年以上ひざが痛く、整形外科で定期的に注射をしてもらっていたのですが、良くなりませんでした。ところが、こちらで神経系ストレッチの施術を受けたところ、痛みや腫れがなくなり、階段の昇り降りも楽になりました。問診も丁寧で、施術中も詳しく説明してくださるので、安心して受けることができます。

ss様

当院より:10年以上もの長い間、膝の痛みに悩まれていたとのこと、本当につらい日々だったことと思います。口コミをお寄せいただき、誠にありがとうございます。変形性膝関節症は、軟骨のすり減りや周辺の筋肉・神経の緊張が重なり合って痛みや腫れを引き起こすことが多く、当院では神経系へのアプローチを含めた施術で、根本的な原因にしっかりと向き合っております。階段の昇り降りが楽になったとのお言葉が何よりの励みです。これからも症状の改善に向けて一緒に取り組んでまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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