2024/08/02 (更新日:2024/09/07)

手首の外側が痛い!これって腱鞘炎?腱鞘炎の原因・症状・治療法・湿布の貼る位置

手首の痛み

手首の外側が痛い!これって腱鞘炎?腱鞘炎の原因
症状・治療法・湿布の貼る位置

手首の痛みは、身体を酷使した結果である可能性が高く、放置すると症状が悪化する恐れがあります。腱鞘炎は、そのような手首の痛みの原因の1つです。腱鞘炎は、手首や指の腱鞘の炎症によって引き起こされ、特に手首の外側に痛みが出やすい症状です。本記事では、手首の外側の痛みについて腱鞘炎に焦点を当て、その原因、症状、診断方法、治療法などを詳しく解説していきます

手首の外側が痛い!これって腱鞘炎?腱鞘炎の原因・症状・治療法を徹底解説
手首の外側が痛い!これって腱鞘炎?腱鞘炎の原因・症状・治療法を徹底解説

手首の外側が痛い腱鞘炎とは

腱鞘炎は、手首や指の腱を覆う腱鞘が炎症を起こすことで発症する病気です。腱鞘の役割は、腱の摩擦を軽減し、スムーズな動きを助けることです。しかし、過剰な負担がかかると腱鞘が炎症を起こし、腱の動きが制限されて痛みが生じます。

腱鞘炎の主な原因

腱鞘炎の主な原因には以下のようなものがあります。

  • スマートフォンやパソコンの長時間使用
  • 楽器の演奏や作業など、手指を酷使する行為
  • スポーツや運動による手首への負担
  • 妊娠や更年期など、ホルモンバランスの変化
  • 糖尿病や関節リウマチなどの基礎疾患

これらの要因により、手首や指の腱に過剰な負担がかかり、腱鞘が炎症を起こすと考えられています。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の主な症状は以下のとおりです。

  • 手首や指の付け根の痛み
  • 腫れや発赤
  • 手指の動きにくさ
  • 握力の低下
  • 夜間痛

特に手首の外側の痛みは、腱鞘炎の典型的な症状です。症状は徐々に悪化する傾向にあり、重症化すると日常生活に支障をきたすこともあります。

腱鞘炎の診断と治療

腱鞘炎の診断には、医師による問診と身体所見が重要です。握力検査や手指の動作検査、画像検査なども行われることがあります。早期発見と適切な治療が重要であり、放置すると症状が慢性化する恐れがあります。

保存療法

腱鞘炎の初期治療として、以下のような保存療法が行われます。

  • 安静と休息
  • 冷却療法(アイシング)
  • 抗炎症薬の内服や外用
  • ストレッチや筋力強化運動
  • 装具やサポーターの使用

保存療法により症状が改善しない場合は、注射治療や手術療法が検討されます。

注射

腱鞘炎に対する注射治療としては、ステロイド注射が一般的です。ステロイド注射は、強力な抗炎症作用により急性期の症状をすばやく改善させる効果があります。ただし、副作用のリスクもあるため、注意が必要です。

手術療法

保存療法や注射治療でも改善が見られない場合は、手術療法が選択されることがあります。代表的な手術としては、以下のようなものがあります。

手術名内容
腱鞘切開術腱鞘を切開して通り道を広げる手術
腱鞘切除術腱鞘を一部切除する手術
腱授動術腱の位置を移動させる手術

手術は、症状の重症度や原因に応じて適切な方法が選択されます。手術後は、リハビリテーションが重要となります。

手首の外側が痛い!これって腱鞘炎?腱鞘炎の原因・症状・治療法を徹底解説
手首の外側が痛い!これって腱鞘炎?腱鞘炎の原因・症状・治療法を徹底解説

手技療法

使い過ぎによる筋肉の緊張や疲労を回復させることを目的として行います。根本的原因が使い過ぎによる腱鞘炎であればこちらを選択するべきです。関節や神経に微妙なずれなどが発生している場合にも効果的です。

腱鞘炎・私の経験からのアドバイス(重要)

妊娠時・産後の女性についてはホルモンの影響で腱鞘炎になるリスクが高くなってなっています。しかし出産やお子さんの成長につれて回復することがほとんどです。痛みが酷い場合は徒手療法を始めとする保存療法で様子を見るのが一番です。

更年期以降の女性もホルモンの影響で腱鞘炎・ドケルバン病になるリスクが高いと言われています。更年期障害などの基礎疾患などをまず検査し更年期障害を改善するのと同時に徒手療法を始めとする保存療法を行うことが好ましいです。

手仕事・手作業の多い方に多いのが手術後に再発してしまうケースです。腱鞘炎・ドケルバン病の根本的原因が使い過ぎによるものですので手術→治る→使い過ぎ→再発このような経過を辿ってしまうケースが多々あります。その為手術をすれば早く治ると思うかもしれませんがまず徒手療法や自身のセルフケアを確実に行いそれでも症状が改善しない変化がない場合は手術を行うようにした方が良いことが多いです。

腱鞘炎の湿布の貼る位置

手首の痛む部分親指の付け根、特に腱が通る箇所
前腕部の手首の近い部位に貼るのも有効です。

腱鞘炎まとめ

手首の外側の痛みは、腱鞘炎の可能性が高く、原因や症状を把握し、早期に適切な治療を受けることが大切です。生活習慣の見直しや姿勢の改善、ストレッチなどのセルフケアも重要です。痛みが続く場合は、専門医に相談し、適切な診断と治療を受けましょう。腱鞘炎は、放置すると症状が慢性化するリスクがありますが、早期発見と適切な治療により、改善が期待できる病気です。

腱鞘炎のよくある質問

腱鞘炎の主な原因は何ですか?

手指を酷使する行為、スポーツや運動による手首への負担、ホルモンバランスの変化、基礎疾患など、様々な要因が腱鞘炎の原因として考えられています。過剰な負担がかかることで腱鞘が炎症を起こします。

腱鞘炎の主な症状は何ですか?

手首や指の付け根の痛み、腫れや発赤、手指の動きにくさ、握力の低下、夜間痛などが主な症状です。特に手首の外側の痛みは腱鞘炎の典型的な症状です。

腱鞘炎の治療方法には何がありますか?

保存療法として安静、冷却療法、抗炎症薬の使用、ストレッチ、装具の使用などが行われます。症状が改善しない場合は、ステロイド注射や手術療法も検討されます。

腱鞘炎の予防にはどのようなことが大切ですか?

生活習慣の見直し、姿勢の改善、ストレッチなどのセルフケアが重要です。痛みが続く場合は、早期に専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

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