2024/08/23 (更新日:2024/10/19)
胸郭出口症候群の原因と対処法!腕の痺れや痛みに悩まされている方必見!
胸郭出口症候群の原因と対処法!
腕の痺れや痛みに悩まされている方必見!
胸郭出口症候群は、肩から腕にかけての痺れや痛みなどの症状を引き起こす疾患です。この記事では、胸郭出口症候群の症状、原因、診断法、そして効果的なストレッチなどについて、詳しく解説していきます。日常生活での予防法や専門家による治療法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群の主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
肩から手先にかけてのしびれや痛み
神経や血管が圧迫されることで、肩から手先にかけての領域にしびれや痛みが生じます。特に腕を上げた状態で強く現れることが多く、日常生活に支障をきたすほどの症状になることもあります。
具体的には、肩から手のひらにかけて痺れを感じたり、指先のしびれやちくちく感があったりするのが特徴的です。長時間同じ姿勢を取り続けている場合に、この症状が顕著に表れやすくなります。
握力の低下
手先の血行不良や神経障害が原因で、握力が低下する症状があります。日常生活での作業がしづらくなったり、スポーツなどで支障が出る可能性もあります。
軽い物を持ち上げただけで手が痺れたり、つり革につかまるだけで手が痛む場合もあり、活動範囲が狭まってしまうリスクがあります。
手の蒼白感やむくみ
血管の圧迫により、手の血行不良が起こり、蒼白感やむくみが生じる場合があります。長時間同じ姿勢を取り続けると、この症状が顕著になりやすくなります。
手がはれぼったくなったり、指先が冷たくなったりする症状に気づいた際は、早めに対処することが大切です。
原因
胸郭出口症候群の主な原因としては、以下のようなものが考えられています。
過度な筋緊張
前斜角筋や中斜角筋など、肩周りの筋肉が過度に緊張することで、神経や血管が圧迫される可能性があります。
ストレスや不良姿勢、スポーツや作業による肩の酷使などが要因となり、筋肉が緊張しやすい状態になります。このような筋緊張が原因で神経や血管が圧迫され、症状が引き起こされます。
骨格の異常
先天性の頚肋や第一肋骨の異常などにより、神経や血管が走行する経路が狭くなっていることがあります。このような骨格の異常が原因で、神経や血管が圧迫されやすい状態となり、症状が現れます。
頚肋とは首の横に余分な小さな肋骨があり、この骨がある人は胸郭出口症候群になりやすいと言われています。
外傷や手術の影響
事故や外傷、手術などにより、肩周りの筋肉や骨格に変形が生じると、神経や血管への圧迫が起こりやすくなります。
肩の怪我や手術後の瘢痕組織による影響で、神経や血管の通り道が狭くなり、症状が引き起こされる可能性があります。
胸郭出口症候群のテスト法
胸郭出口症候群の診断には、以下のようなテスト法が行われます。
アドソンテスト
両手を深く吸気し、頭を反対側に傾けた姿勢を3分間保持する検査法です。この姿勢を取ることで、症状が再現されれば陽性となります。
神経や血管が圧迫され、手指のしびれや痺れ、筋力低下などの症状が出れば、胸郭出口症候群の可能性が高いと判断されます。
ライトテスト
肩関節を90度以上に上げた状態で、血圧計のカフを膨らませる検査法です。一定時間経過後に症状が出現すれば陽性となります。
血管が圧迫されると手先の血行不良が引き起こされ、しびれや痺れ、蒼白感などの症状が確認できます。
ルーステスト
仰向けに横になり、頭部を反対側に回転した姿勢で症状が再現されるかを確認する検査法です。
この姿勢を取ることで、神経や血管が圧迫され、手指のしびれや筋力低下などの症状が出現すれば陽性となります。
胸郭出口症候群に効果的なストレッチ
胸郭出口症候群の予防や改善には、適切なストレッチが効果的です。
斜角筋ストレッチ
斜角筋は肩を後ろに引っ張る働きがあり、過度に緊張すると神経や血管を圧迫してしまう原因になります。
斜角筋のストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、神経や血管への圧迫を軽減できます。具体的な方法は、両手を後ろで組み、肘を上に引き上げるストレッチです。
小胸筋ストレッチ
小胸筋も神経や血管を圧迫する可能性がある筋肉です。この筋肉のストレッチを行うことで、胸郭の可動域が広がり、圧迫が軽減されます。
片手で壁につかまり、反対側の脚を前に出して小胸筋をストレッチする方法が一般的です。無理のない範囲で、ゆっくりとストレッチを行いましょう。
頚部ストレッチ
首の筋肉の緊張が胸郭出口症候群の一因となる場合があるため、頚部のストレッチも重要です。
頭を前後左右に動かしたり、耳に向かって頭を傾けるなどのストレッチを行うことで、頚部の可動域が広がり、筋肉の緊張がほぐれます。
胸郭出口症候群の湿布の貼る位置
胸郭出口症候群の痛みを和らげるために湿布を使用する場合、以下の位置に貼ることが推奨されます:
痛みや痺れがある方の首の根本、首の前面の鎖骨のすぐ上の箇所。
痛みの原因の部分に直接貼ることで、局所的に鎮痛効果を高めることができます。
この情報が胸郭出口症候群に関する理解の助けになることを願っています。
田主丸整骨院整体院の主な治療
手技治療(指圧治療)
柔道整復師の手による治療です。筋肉を指圧したり関節を動かすことで筋肉の状態を
本来の状態へ導きます
矯正治療(骨盤矯正・姿勢矯正)
身体の歪みやズレを改善し本来ある自然治癒力を高めます。
電気治療
筋肉に電気刺激を与え血流を良くし自然治癒力を高めます
冷・温罨法
スポーツでの怪我やぎっくり腰などの際は傷が酷くならない為に冷罨法
自然治癒力を高める為の温罨法
超音波治療
痛みの原因である傷に直接作用し傷の治りを早めます。
特別電圧治療
従来の電気治療と比べ身体の奥深くに届く電気治療
身体の内部の傷や奥深くの筋肉や軟部組織の回復に効果的です。
※どの治療組み合わせてを行うかは症状により異なります。
胸郭出口症候群のまとめ
胸郭出口症候群は、肩から手先にかけての様々な不快症状を引き起こす疾患です。主な原因は筋肉の緊張や骨格の異常、外傷などによる神経や血管の圧迫にあります。
アドソンテストやライトテスト、ルーステストなどで症状の有無を確認し、早期発見と適切な治療が重要となります。日常生活では、斜角筋や小胸筋、頚部などを中心としたストレッチを行うことで、予防や改善が期待できます。
本記事で紹介した内容を参考に、胸郭出口症候群への対策を立ててみましょう。症状が改善しない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
よくある質問
胸郭出口症候群の主な症状は何ですか?
肩から手先にかけての痺れや痛み、握力の低下、手の蒼白感やむくみなどが代表的な症状です。特に腕を上げた状態で症状が強く現れることが多く、日常生活に支障をきたすこともあります。
胸郭出口症候群の主な原因は何ですか?
主な原因としては、前斜角筋や中斜角筋などの過度な筋緊張、頚肋や第一肋骨の異常といった骨格の異常、事故や手術による外傷などが考えられます。これらの要因により、神経や血管が圧迫されることで症状が引き起こされます。
どのようなテスト法で胸郭出口症候群を診断できますか?
アドソンテスト、ライトテスト、ルーステストなどが行われ、これらのテストで症状が再現されれば胸郭出口症候群の可能性が高いと判断されます。神経や血管の圧迫による手指のしびれや筋力低下などの症状を確認することが重要です。
胸郭出口症候群の予防や改善にはどのようなストレッチが効果的ですか?
斜角筋、小胸筋、頚部のストレッチが効果的です。これらの筋肉の緊張をほぐすことで、神経や血管への圧迫を軽減し、症状の予防や改善が期待できます。無理のない範囲でゆっくりとストレッチを行うことが大切です。